前回まで、

二宮尊徳の少年時代

いかに立派であったのか




615の村を救った

偉人である、

というお話をしてきました。


今日は、

桜町へ派遣されてきた

というところから、

お話を始めますニコニコ



桜町の人々は、

はっきり言って、

やる気のない人々タラー


家も畑も、ボロボロガーン



そんなところに

尊徳はたどり着く。



また、うるさいのが

来たよ~と、

村人たちが反発する中、


尊徳は村人たちの

心をつかむため、

どういうことをしたのか?


藩からは、復興のために、

「お金を出しますよ」

と言われていたのに、

なんと尊徳は、

それを断りますガーン




そして自らが働いて

一生懸命に貯めた貯金、

家や田畑を売るびっくりびっくりびっくり


そのお金を持って、

村人、一人一人に、

「このお金を使って、

頑張って下さいね。

お貸ししますから。」

と言ってまわる。


村人たちは

ビックリしましたびっくりびっくりびっくり


今までの人は、

自分は安全な所にいて、

あーしろ、こーしろ

と命令するだけ。


でも尊徳さんはちがう!


こうして村人たちの

心を変えていく。


そんな尊徳の

リーダーシップを

このような言葉で

表しています。


率先垂範

 そっせんすいはん



率先とは、

先に行動すること。


垂範は、

お手本を見せること。


つまり、

ただ指図するのではなく、

まず、尊徳が動く。


動くところを見せる

ことで、

やる気のない人、

元気のない人が、


「そんな尊徳さんが

言うことならば・・・」


と動くようになっていく。



具体的には

三つのステップで

指導をしていく。


 勤労きんろう

 分度ぶんど

 推譲すいじょう



勤労というのは、

よく働きましょう!

ということ。


尊徳は村のリーダー

という立場でありながら、

村人の中で、

誰よりも早く畑に行き、

一日中、

村人の指導にあたる。





夜は誰よりも

遅くまで働き、

睡眠時間は2時間びっくり


そんな尊徳に

頑張ろうと言われたら、

頑張るしかない。


分度とは、

身分に合った暮らし

をしましょう!

ということ。


生活水準を決めたら、

それ以上のぜいたくは

やめましょうということ


尊徳はリーダーでありながら、

木綿の服だけを着て、

食べ物も質素。

村でも質素な生活

をしていた。

だから、尊徳に、

分度しようと言われたら、

頑張るよ、と言うしかない。



推譲とは?

一生懸命に節約して、

あまった分は、

もっと困っている人に

あたえていきましょう!

ということ。


村人たちは覚えている。


尊徳がこの村に着いて、

最初にやったことは?


尊徳自身の財産を

投げ売って、

村人に貸してくれた。


そんな尊徳を見て、

村人は、自分も働き、

少し余裕ができたから、

困っている人に

まわそうかなと思う。


尊徳は、こうした

率先したリーダーシップ

によって、

村人たちの心を

変えていきました爆笑


しかし!!


これだけでは

終わらなかった。


村人の中には、

言うことを聞かない者

もいるわけであるタラー



一番の問題は、

尊徳の上司にあたる

藩の役人、

豊田正作という男が

じゃまをしてくる

のである。


藩の雇い主であるのに、

なぜ、じゃまをするのか?


豊田正作は、尊徳の前に

復興事業をまかされ、

来たことがある。


でも、うまく行かず。


ところが後から来た、

農民出身の若者が、

結果を出し始めたガーン



会社で自分の後輩が

自分よりも

結果を出したら、

くやしい気持ちになる。


嫉妬(しっと)である。


こうして、

反尊徳派の村人と

仲間になり、


あいつの言うことは

聞かないぞプンプン


とやるのである。



尊徳は、言うことを

聞いてくれない村人

のために、復興事業が

進まなくなっていくショボーン



そうして悩んだ結果、

尊徳は村を去りましたガーン


さて、その後、

どうなったかは、

また次回にお話をしますニコニコ