前回は私自身のホメオパシーレメディ摂取体験より、

ホメオパシーは本当に怖い療法であること、だからこそ、人にレメディを投与しようとする者は医師によるホメオパシーを学ぶ必要があることを書かせていただいた。

(前回記事はこちらをクリック→クリック

 

今日は前回に引き続き、私自身のレメディ摂取後の体験を記してみたい。

 

上記写真のような皮膚疾患が突如現れた時、私はホメオパスとして活動する知人に色々と質問した。

全身にこういう皮膚症状が現れた私は、本当に

「死んでしまいたい」

と思うほど、毎日、毎時間が辛く、20分程度の短睡眠を細切れに合計3時間とれるかとれないかになっていたからである。

 

そしてその結果・・・・

①レメディを解毒するためのレメディを飲む(アンチドートレメディという)

②再度問診を受けて、”正しいレメディ”を飲みなおす(←とったレメディは誤りであったという見解)

③少し症状がひいたところでレメディをもう一度摂取する(←レメディは正しいのだから、今こそレメディで強く押せば症状が引くはずという理由)

④レメディは正しかったのだろうから、ただ心やすらかに過ごすようにというアドバイス

 

という内容の選択肢を得た。

あまりに辛い日々を送っていた私は、②④以外の選択肢を順番に試してみた。

(辛かったので、④のアドバイスは基本的に不可能だったし、②はさらに新たなホメオパスを探して高額な診療費を払えるほどの根性が自分に残っていなかったため試さず)

 

結果は失敗。。。

何の改善もなく、体の痒みも痛みもチクチクする感覚も、不眠も、精神的不調も緩和はなかった。

 

そしてその時点で(ひどい状態に至ってから約2か月経過後)、自分の体に何が起きているのかも、医師による見立てに頼るしかなかなった。実際には、ひどい見た目をおして、子どもの行事に無理をして参加した後、他の保護者たちから

「何があったのか」

としきりに心配もされ、

「近所で腕の良い医師」

の情報と共に、

「子どもさんがお母さんを心配しているようだから是非病院へ行かれて下さい」

と念押しもされてしまい、近所の腕の良い皮膚科へ出かけざるを得なかった事もある。。。。

 

ただし、医師の診察を受けて困ったのが

「どうしてこうなってしまったのか」

を一切説明できなかったことである。

医師は私の姿をみて、変な流行病ではないかと思ったらしく、しつこく色々と質問をしてきた。そして

「どうしえこうなるまで病院へ来なかったのか」

と怒られ、至急菌検査をし、即日点滴と抗生剤投与を行い、

「明日も必ず来るように」

と釘をさされて帰宅した。

 

ただでさえ死にたい気持ちを抱えていた私には、医師の説教はかなり辛いものだったし

もっと最悪だったのは、点滴後に全身の血液に画びょうを落とされたような痛みが走り出した事である。。。。

抗生物質をとったらレメディの効果が消失するとも聞いていたのに、、、、、。

そして状態がさらにひどくなった私は、結果的には非常に優秀な気功の大家の元を訪れる道を選んだのだが、そこでは前回も書かせていただいた通り、肝機能が著しく阻害されているので、どんな薬もどんなレメディも今は害にしかならないという結論をいただいた。

 

私がこの時どうすべきだったのかを知ったのは

それから2年後、ロジャー・モリソンの講義を学び、昨年インドの高名なホメオパス・ファロックマスターの講義を受講してからである。

(両者とも医師)

 

医師を経験してきたホメオパスは、レメディ「投与後の反応」に非常に精通している。

何が危険で、何が安全なのか、指針がクリアである。

(ロジャー・モリソンの講義の場合はハーネマンカレッジ通信講座にあり→クリック

 

ロジャー・モリソンは、レメディ投与後の状況を正しく見極められられなければ患者は死ぬ事もあると述べているし、これはまた、サミュエル・ハーネマンのオルガノンにも述べられている事である。 私は自分の体験を通じて、ホメオパシーこそ患者の身体の変化に精通した医師から学ばねば全く意味を成さない事を痛感した。