梅雨が開けてしまった。
6月中に開けるのはいささか早すぎだろう。
しかし気象庁的にはやむを得ない宣言だったのだそうだ。
たとえ梅雨明け翌週に梅雨前線が南下して戻ってきても、梅雨明け宣言には悔いるところがないらしい。
そんな猛暑の中、昨日は新宿の紀伊國屋書店に行ってきた。
聖徳太子絡みの参考になりそうな本があったらいいなーーーと思ったのだ。
…思ったのだが、なかった。
日本史の中世や近代の書棚には沢山の本が並べられ、平置きの書籍も百花繚乱という趣であったが、古代史エリアの閑散ぶりよ!! 紀伊国屋書店よどうした!? 10年くらい前のむっちゃ攻めた品揃えはもう無理なのか…。そうか。古代史流行ってないのな。ショック。
(ご先祖様説がある源氏方の武将の厚い本が出ていたが、坂東武士面倒そうだから手に取らなかった!! 大河ドラマのこともあってつくづく源平合戦の頃がキャッチーということか…)
さて、気を取り直して。
ほろ酔いでイメージに出現した摩理勢さんの続きである。
ご機嫌な様子だったのが、いきなり「しゅん」とした雰囲気を見せるから「どうしました?」と聞いてみたら。
まつげの長い、少しまぶたが重い若い女性が見えてきた。唇がぽってりしているのも感じられる。
「なんだかとっても美人な感じですが??」
どうも亡くなる前に一番側においていた女性だったらしい。
どこかの豪族出身の、いい意味で野心的な心を持った女性だったのだとか。
出身の氏族とか名前は聞いたけれど分からなかった。
摩理勢さんにそんなイメージを見せられた翌日、電車の中で韓国人モデルのカン・テリさんの広告を見かけて、
「あーーーーーこの路線ねー」
と納得。
そしておそらくこの女性が生んだと思われる女の子。
髪の毛が肩くらいの、いわゆる尼削ぎくらいの長さで、学齢前??の幼女だと思われるのだが。
この子が赤い色の果物が好きだったのだそうだ。
「ふーん」
と聞いていたら、摩理勢さんは私にお供えしてやってくれと言いたげ。
いやいやいやいや、赤い果物って??
見えたのがりんごっぽかったので、りんごを購入してお供えしたのだが…。
あとから調べてみたら、我々が慣れ親しんだりんごの和種が平安時代からはあったのだそうだが。
飛鳥時代となるとどうなのだろうか??
ひょっとしたらあけびの可能性もありそうだ。
後日尼削ぎちゃん(仮名)に聞いたら、りんごお気に召したようだった。
りんごはペーターも美味しく頂いたのでwin winだから、良し。