『日本書紀』に美人だと書かれている唯一の女性は、推古天皇なのをご存知だろうか?

容貌が綺羅綺羅しいと書かれていて、同じ綺羅綺羅しいという表現は『日本書紀』内では仏像への褒め言葉にしか使われていないのだ。

相当な美人だったのだろう。

 

『日本書紀』は持統天皇の血筋の正統性を強くアピールする歴史観で書かれているのに、持統天皇のことは一言も美人だったとは言っていない。『日本書紀』の編纂の影の立役者・藤原不比等もそこまでは持統天皇をヨイショできなかったと見える(苦笑)。

 

で、摩理勢さんに「どうよ?」と聞いてみたが、反応は良くない。

あーー、そうか。

摩理勢さん的には年老いた推古女帝に良い印象をもっていないのであった。

(推古天皇が指名した次期天皇が摩理勢さんの望む方ではなかったため)

少し申し訳ない質問だったのかも知れない。

「昔は美人だったのかも知れないが」

とか言いながら、かなり涼しい目元のこーーんな感じのイメージを見せてくれたので感謝。

写真は京都府の浄瑠璃寺におわします吉祥天像。むっちゃ美しいやん。

 

さて、それとは別に「馬子さんってどんな感じ??」と聞いたことがあった。

歴史関係のMOOKなどにはいかにも「腹黒いやり手」っぽいイメージで描かれる馬子さんだ。

そこにいきなり、こーーーんなイメージを見せてくれた。

茄子!? 飛鳥時代にも茄子ってあったのかな??

なるほど。メタボ体型ということらしい。

 

あ!!

そうか。馬子さんはどうも身長が高くなかったらしい記載が『日本書紀』に残っていたな。

敏達天皇(推古女帝のご主人)の弔いの場でのこと。

小柄な身に大刀を佩いた姿を「矢に射られた雀のようだ」と物部守屋にあざ笑われた、なんて話があった。

 

推古天皇も馬子さんもイメージがどうも山岸凉子先生の『日出処の天子』のキャラ造形と被るのに驚いている。

ただ茄子ってーのは…w

摩理勢さんの洒落が効いてると思うのだったwww