今日は、会社のことについて書いてみました
ただいま名古屋から新幹線で東京に向かっております。
私の会社では、たくさんの従業員さんや職人さんが入れ替わり立ち替わりしていますが、一から未経験者に仕事のやり方を教えたりすることもあります。
また、経験があっても会社が変わればその会社のやり方というものが当然あるなかで、うちのやり方や方針を根気よく伝え続けてこれたのは、自分に子育ての経験があったからこそだと思っています。
作業の説明をしたり、実際にやってみせたり、チョット教えたら見守って任せてみたり。
そして、失敗してもまたやり直せばいい!!って思えたのは子供たちと関わる中で自分も子供の頃はそうだったよなーって純粋に思ったから。
たくさん失敗したよなーって。
だって、しょうがないじゃん!!
みんな最初は初めてなんだから!って思います。
だから、男性社会と言われる職人業界の昔からあるしきたりのような、仕事は見て覚えろ!的な考え方が私には理解できなくて戸惑ったのを覚えています。
すごく違和感でしかなかったです。
だってさ、それはある程度基本を学んでからの話でしょ?って私は思うから。
やっぱ最初の基礎はきちんと学んだほうが、成長も絶対早いと私は子供に実際にそうしてきて感じたし、自分の知識や経験して身に付けた技術をさっさと教えちゃったほうがやっぱり上達も早かったです。
俺はこの技術を習得するのに何年かかったとおもってるんだ!!
だからまだお前には早い!
俺らの時代は教えてもらえなかったから、自分で見て覚えたんだ!
だから、お前もそうしろ!
的な古い習わし…
なんかそれ意味あんの?って思います。
だってさ、それ目的見失ってませんか?
自分たちが大変だった時代のやり方をわざわざ教えることが目的ですか?
自分たちが経験してきたことをそのまま教えることが目的なんですか?
違いますよね!!
本来の目的は、
自分たちが学んで習得した素晴らしい技術を若い世代に伝えて、これからのものづくりに活かしてもらうことが目的だと思うんですよ。
職人さんが持ってる素晴らしい技術を継承していくことが、本来の目的だと私は思います。
もっと細かく言えば、私の業界で言うと、
一つのリフォーム現場を完成させることが目的だし!
会社に属しているならば、
新しく入社してきた人たちに仕事を教えるのは先輩の役目ですよね。
そうすることで、
自分自身がまた新しいことに挑戦できて、次のステージへ進むことができるんだと思います。
これが繁栄の感覚です。
だから、チョット教えればできることなら教えて、やってもらったほうが断然イイじゃないですか!!
子供に、早く身の廻りのことを自分でできるようになってもらったほうがお母さんが楽できるのと一緒だから。
ちゃんと教えもしないで、出来ないことを馬鹿にするのは私は違うと思う!
どうして、私がこうゆうことを言うかというと。
多いんですよ…
こうゆう職人さんや男性が
本当に多い…
自分さえ仕事ができてればそれでいい
自分が1番すごいと思われたい
だから若い人を育てようとしない
あんまり育てるって言葉は好きじゃないけど
私たちの業界が一人親方が多いのは、上記のような感覚があるからだと私は思います。
だから全く繁栄していかない
技術は途絶え
職人は減る一方
若い人が職人になりたがらないのは、繁栄してない未来が見えるから。
私はそこにとっても危機感を感じた!!
リメイクスタジオが社員として職人さんを抱えるのは、職人さんの素晴らしさを知ってもらいたいから。
若い世代の人たちに、
職人になりたい!!って思って欲しいから。
そして、おじいちゃん職人さんたちの素晴らしい技術を後世に残したいから。
さらに、日本だけじゃなくて世界にも職人さんたちの素晴らしい技術を知って欲しい!!
と思っています
フィリピンの子達が大工さんの試験を受けるために練習中