防水材が膨れた時の原因と対策
防水塗装工事中に「防水材が膨れてしまった!」というトラブルが発生することがあります。今回は、その原因や対策について詳しくご紹介します。
原因1: 下地の乾燥不足
現場の失敗例 「時間がなくて、下地処理後にしっかり乾燥させずに塗装してしまいました。」
膨れの原因 下地に含まれる水分が蒸発して、上の塗膜を押し上げることで膨れが発生します。
対策 下地を十分に乾燥させてから塗装を行いましょう。また、通気緩衝工法をしっかりと行うことも重要です。
原因2: プライマーの不充分な塗布
現場の失敗例 「下地がプライマーを吸い込んでしまい、濡れ色になりませんでした。」
膨れの原因 プライマーが下地に吸い込まれて密着効果が得られず、膨れが発生します。
対策 プライマーは濡れ色になるまで複数回塗布しましょう。規定量以上の塗布が必要です。
原因3: 上塗可能時間の超過
現場の失敗例 「プライマーを塗った後、別の仕事が立て込んで防水材の塗布が遅れました。」
膨れの原因 材料同士の密着力が弱くなり、剥がれが発生します。
対策 上塗可能時間を守り、再度プライマーを塗布しましょう。プライマーや防水材が雨に当たった場合も再度塗布が必要です。
原因4: 過剰な厚塗り
現場の失敗例 「防水効果を高めるために規定量より厚く塗ってしまいました。」
膨れの原因 厚塗りによる乾燥の遅延と反応ガスの閉じ込めが膨れを引き起こします。
対策 規定量を守り、厚塗りを希望する場合は何回かに分けて塗装しましょう。
原因5: 十分な乾燥時間を取らない
現場の失敗例 「1回目の防水材が乾いているように見えたので、すぐに2回目を塗りました。」
膨れの原因 反応ガスが抜けきらず、膨れが発生します。
対策 カタログや仕様書通りに養生期間を取りましょう。1液塗料の使用も検討できます。
膨れ発生時の処理方法
原因1~4の場合
・フクレ箇所をカットする
・セメント系プライマーを塗布
・防水材を塗布
原因5の場合
・フクレ箇所をカットする
・プライマーを塗布
・防水材とシーリングでタッチアップ
防水塗装において、膨れが発生した場合の原因と対策をしっかり理解し、適切な対応を行うことで、長持ちする塗装仕上げを実現しましょう。
防水塗装をご検討の方がいらっしゃればお気軽にご相談ください

