近すぎて見えなくなること。

花火は近距離で見たなら
火傷する。
とても綺麗だけれど、
ほんとはとても熱い。
皮膚を溶かしてしまうくらいに。

僕らはそんなに熱くもなく
そんなに綺麗でもない存在だけど。

近づきすぎれば見えなくなって。
最初に見つけた時の輝きなんかを
忘れてしまって。

変わりたくないとどれだけ願っても
祈っても。
聞き届けてくれる神様はいなくて。
僕らは変わっていく。

移り変わっていく時を
止めることはできなくて
その中に生きる自分のことも
止められなくて。

笑いあった日のことなんて
まるで夢だったかのように。
そんな瞬間が訪れることも
あったりして。

忘れてしまえる。



でも、

ふとしたときに
思い出すこともあったりする。

忘れてしまっていたけどね、
大切だったんだよね。



強さに惹かれていた。



満たされて、
だからこそ。

ここまででいいや、
これだけたくさんあれば、って。

これ以上は欲しくなくて
今だけで充分だって
思えるほどに幸せだったんだよ。



円の中に、居られることの幸せを 。

無くしてしまうところだった。



慣れてしまったらほんの少し、
離れてみることも
必要なのかもしれない。

そうやって永いこと、
一緒にいよっか。