灰色の目をした鏡の中の
自分を見て
その目に映っている色は
見えてる世界の色だと呟いた。

肌色の肌は熱を持つ。

昨日も、今日も、
明日も、明後日も。

生の際 ぬけて、
生き逝くまで。

彩るのは最果てまで
きっと灰色なのだろうと呟いた。








あるとき、
カチリと音が鳴った。



カチリ カチリ
カチリリリ

それは気づいたら
歩けば歩くほどに。


見えなかった足元の影の
真ん中らへん、
ひとつの万華鏡が
そこには有った。



喜びに、怒りに、

哀しみに、楽しさに。


揺れる、揺れる心が
万華鏡を鳴らす。



灰色は
真ん中の色。

黒と、白を繋ぐ調和の色。









透明な優しさはほら、
寄り添うように
そこにもあるんだ。