◆皇帝ペンギンに現れている神の愛

 

世界でもっとも過酷な子育てをする鳥」と呼ばれる、南極の皇帝ペンギンについては、ご存じの方も多いだろう。その様子はウィキペディアに詳しく書かれている。

 

 

求愛行動およびそれに続く交尾の後、5月から6月にかけてメスは長径12cm、重さ450g程度の卵を1個だけ産む。産卵により疲労しているメスは餌を求めて海へ向かい、繁殖地に残ったオスを足の上に乗せ、抱卵嚢(ほうらんのう)と呼ばれる両肢の間のお腹のだぶついた皮を使って、抱卵を始める。抱卵は立ったままで行い、巣はない。 

 

オスはブリザード(地吹雪)が吹き荒れて-60℃になる極寒の冬の氷原上で身を寄せ合い、抱卵を続ける。卵は約65日で孵化するが、抱卵中のオスは雪を食べるしかない絶食状態に置かれるため、エネルギー消費量を抑えるため睡眠に近い状態で過ごすものの、孵化する頃にはオスの体重は40%以上も減少してしまう。繁殖地へ移動した頃から数えると約120日間も絶食していることになる。8月頃にはヒナが生まれるが、メスがまだ戻ってきていない場合には、オスは食道から分泌した白色の乳状の物質(ペンギンミルクと呼ばれることがある)を餌としてヒナに与える。メスが海から戻ってくると、ヒナの給餌はメスが行うため、オスはやっと海に出て行けることになるが、遠い海までの道のりで力尽き死んでしまうオスもいる。

 

動画はいくつかあるが、下のサイトは短くまとめられている。

 

https://www.youtube.com/watch?v=eWxCwGp6dC4

 

 子育てで親が子供に注ぐ愛は、多くの動物で見られるが、皇帝ペンギンの雄はすごい。絶食しながら、-60度の地吹雪の中で身を寄せ合い耐えながら抱卵を続けるというのは、何がそうさせているのだろうか?

 

やはり、無事に元気に生まれてきてほしいという、雌とともに共有している愛であろう。人間のように言葉としてあるわけではないが、そのような愛情を備えているのである。

 

このような愛を中心とした本能がどうして進化論で説明できるだろうか?自分を中心として生き残ろうという生存闘争では、このような犠牲的な愛は決して生まれてくることはできない。皇帝ペンギンのペアの子供に対する犠牲的愛は、神の愛の一部が現れていると考えるのが最も納得がいく。

 

この愛を通して、さらに感じるのは、神が子供である人間に注いでいる愛はどれほど大きく、深いものだろうか?ということである。次回はサケが生まれた川に帰ってくる母川回帰と産卵について書く予定だ。

 

 


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