母に対しての

悶々とした気持ちを

持ち続けたまま

普通に生活をしなければ

いけないのは苦痛だった。


母に父の事を聞いてみた。


母はまた

「言ってなかったっけ?

誰が御巣鷹山の飛行機事故なんて

いったのかしら」

と誤魔化し笑いながら言っていた。


多感な時期に

いきなり異父兄姉がいた事を知り

事故死だと思っていた父が自殺という

真実を知らされた私は

この辺りから精神的も

おかしくなってしまったんだと思う。


そして兄という人は

母が出て行った後に

お父さんが再婚した

ママ母の娘と結婚したという

よくわからない話も聞いた。

親は親同士再婚し

兄は一度結婚していたようだか

離婚してママ母の娘と再婚したとの事。


色んな情報が一気に入ってきて

本当に家が

家族が嫌になった。


母には他に3人の子供がいて

それは私の兄と姉にあたり

その兄は義理の妹と結婚して

私の父は自殺…


この家はなんなんだ。

この家族はなんなんだ。

理解が出来なくて

こんな事をノートに何度も書いた。


私のこんな思いも母と姉は

全く気にもせずに

普通に生活をしていた。

気づけば姉も

養父の仕事を手伝いに

行くようになったりしていた。


この頃から母の優先順位は

1→弟 2→姉

そんな感じで

私の事はいつも

「あんたは強いから大丈夫よ」と

後回しにされていた。

なので私も母には

心を開かなくなっていった。