今日から改正薬事法が施行され、医薬品業界は大きく変わります。
今までの薬事法では薬剤師がいなければ、大衆薬は販売できませんでしたが、改正薬事法は高卒以上で、薬剤師の下で1年間の販売実績があり、試験に合格した「登録販売者」がいれば、販売できるようになるということになります。
これによってスーパーやコンビニが一斉に大衆薬を扱うことになる為に、業界全体がかなり大きく変動していくと思います。
ドラッグストアはかなり苦戦しそうですし、もっとダメージが大きいのはネット通販で医薬品を扱ってきたショップです。
楽天さんは随分前からこの法案には反対の署名を求めてきました。
またケンコーコムさんもかなり強く反対を求めています。
これから起こると思われるネット通販市場の大きな変化は
●大きく変わる通販業界
1年後に通販業界はこうなっています。
A.コレステロール系トクホ・健食は全滅です。
…通販可能な医薬品にコレステロール系があるからです。
B.メタボ系健食も大きく売上げを落とします。
…消費者庁発足で健食の広告規制はますます厳しくなります。
…しかし医薬品ならストレートに効能が言えます。「コレステロール」が言える
通販可能な医薬品は沢山ありますし、「糖尿病」が言える通販可能な医薬品も
1品あります。
C.血液ドロドロ・サラサラ系健食も大きく売上げを落とします。
…通販可能な医薬品の中には血行改善が言えるものがあります。
D.冷え系健食も大きく売上げを落とします。
…通販可能な医薬品の中には冷え改善が言えるものがあります。
E.ダイエット系健食も大きく売上げを落とします。
…通販可能な医薬品の中には肥満が言えるものが1品あります。
F.ニキビ系化粧品は医薬品と組み合わせるともっと伸びます。
…通販可能な医薬品の中にはニキビ解消が言えるものがあります。
G.シミ系化粧品は医薬品と組み合わせるともっと伸びます。
…通販可能な医薬品の中にはシミ解消が言えるものがあります。
H.育毛剤は医薬品と組み合わせるともっと伸びます。
…通販可能な医薬品の中には若ハゲ、円形脱毛症解消が言えるものがあります。
(出典 薬事法.com)
う~ん政府の政策によって業界がここまで大きく変動するのですから、企業としては法律の改正には常に留意する必要がありますね^^
化粧品業界でも2000年の薬事法改正の時には成分表示が義務つけられて、一斉に医薬部外品へとシフトしたという経緯があります。
楽天さんは今回の法改正にはかなり大々的に天下りのことを指摘していましたが・・・・