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最近立て続けに新聞広告で化粧品を見かけます。


一面を使った大きな枠で掲載されているのですが、あることに気づきました。




それらの化粧品は、最初は小さな広告から始まって徐々に人気がでてきて、数年前からはインターネットで大々的に広告していた商品です。




人気がでてインターネット通販でたくさん売れるようになったので、さらに新聞広告も掲載するようになったのだと思いますが、その背景には広告媒体の掲載価格も下落しているいうことがあるように思います。




先日NHKで「テレビのこれから」という特集があったのですが、今までもマスメディアがかなりその力を失ってきています。



消費者の多様化が進んで、”マス”よりも”個人”へと時代が変化しているからです。




そしてマスメディアはまさに”広告料”によって成り立ってきたわけですが、今では広告枠が埋まらないために、格安で広告枠を埋めようと躍起になっています。



大企業の化粧品メーカーはそんなマスメディアの広告収入の中でも、大きな比率をしめてきたわけですが、化粧品も同じように変わってきました。



マスメディアで広告をしていた時代には、商品開発も”マス”を対象にしたものでした。



言い換えるとすれば「標準的な人に標準的な化粧品を提供する」という発想です。




最大公約数を狙うという企業戦略でした。



だからマス広告が大きな影響があったわけですが、インターネットの普及とともに広がった多様化による個性の変化は、そのような「みんなと一緒」では対応できないような、個別のお客様に商品を提供できるインフラが出来上がりました。




これによって、お悩み別に多くの化粧品が登場することになったんですね。




毛穴専用、シミ専用、乾燥肌用、敏感肌用などなど




たしかに多くの選択肢が用意されるようになったので、消費者にはいい部分もあるのですがその反面、溢れ返った商品の多さでどれがいいのかわけがわからないような状況になりました(涙)




ただ、これからは全ての業界で淘汰が進むので、お客様から正当な支持を集めた企業だけが生き残るように思います。




それはやっぱり口コミで愛用者からどんどん広がっていくような形が理想ではあります。




新聞広告を一面に出せる資金力のある企業はたしかに楽に大きく展開できるので羨ましくも思いますが、小さな企業には小さな企業なりのやりかたで喜んでもらえる方法を模索しないといけません。




それはやはり”商品力”勝負です^^



そしてお客様との距離の近さです^^





大きな一面の新聞広告を見ながらそんなことをヒシヒシと思います。











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