健康ブームとダイエットブームは1990年代から急激に拡大してきたのですが、その中でもとくに躍進したのはご存知のようにさまざまなサプリメントですね。
よくここ20年で野菜の栄養価が10分の1に落ちたとか、食生活の偏りから不足した栄養素を補わないといけないということで、一般的になってきたわけですが、その中には粗悪品も結構多いようです。
サプリメント関連の書籍も多いのですが、私もふらっと立ち読みしたのでちょこっとその要点だけをお話しますね。
その書籍にはあるサプリメント会社の経営者のお話も掲載されていました。
サプリメントといっても本当にピンからキリまであるので一概には言えませんが、やはりいいものと悪いものがあるようです。
悪いものというのは簡単にいうと、特定の栄養素だけのものを極端に多く摂取するようなサプリメントのようです。
これは私も学生時代に体験したのでよくわかります。
一人暮らしだった私は栄養不足を感じていたので、コンビニで売っていた「ビタミンC」サプリをお弁当と一緒に毎日買っていました(汗)
弁当ばかりでニキビはできるわ、肌はかさつくはで明らかにおかしかったんですね・
で、気持ち的には「サプリメント」でバッチリ!
なんて思っていましたが、続けていてもまったく改善しなかったんです
それどころか、おしっこが黄色くて驚きました(←お食事中だったらごめんなさい)
で、調べてみるとビタミンCだけを摂取してもほとんど吸収されないということがわかったんですね。
このように特定のサプリメントだけの摂取というのは時には害にもなるということでした。
もともとサプリメントも西洋的な商品として開発されています。
何度もお話していますが、西洋型は「足りないものはそれを補えばいい」という思想です。
乾燥肌ならコラーゲン
胸を大きくするならプエラリア
シワを消すならプラセンタ注射
などなど
その局所だけを強制的に改善することが西洋の特徴です。
メリットは即効・劇的なわけですが、その代償は短期的で根本解決しないことにあります。
東洋思想は全体最適・調和・自然体です。
原因を解決する思想ともいえますね。
だから東洋ではサプリメントの替わりに、生活の中に様様な知恵がありますね。
まさに先日の七草粥であったり、冬至のかぼちゃなどのような通年にわたる数々の風習。
漬物や干物は季節を越えて必要な栄養素を蓄える知恵だったのでしょう
それらは無理なく必要な栄養素を摂取することを考えた昔の人たちの知恵だったんですね。
コンビニやスーパーでもパッケージには「コラーゲン3000m配合!」とかありますが、私は最近はそういうものはあまり買わなくなりました^^;
健康オタクとしてあれこれ試してきて、実践して検証して、いきついたのは、結局実家で取れた野菜を中心にバランスの良い食生活と、健康的なライフスタイルが一番という当たり前のことでした^^;
(当社の坂本には「一番健康オタクのくせによく風邪ひくね~あなたは」つっこまれますが・・・)
ダイエットもいろんな食品やサプリメントがありますが、あまり劇的な効果を短期間にもたらすものは、摂取しつづけると身体にガタがきちゃうそうです。
その書籍ではある人気サプリメント会社の経営陣は誰も自社商品を使用していないことを明かしていましたが・・・・
あるヨーロッパのタバコ会社の社長が
「タバコはバカに吸わせておけばいい」と言ってかなり叩かれましたが・・・・
そういうところがあるのかもしれません・・・(怖)