今日はミーティングでした。



もちろん当社代表坂本も参加で^^¥



経営者が直接細部までこだわる事ができるのは、小さな会社ならではの強みです^^¥


さて今日は、一般消費者がほとんど知ることがない化粧品開発について少しご説明しましょう。




大企業の場合の一般的な化粧品開発から発売のプロセスは


①マーケットリサーチ

 世の中の女性はどんな化粧品を求めているのか調べる

②開発コンセプト決定

 リサーチ結果を元にした概要の決定

③調合andテスト

 求める効果、使用感、色合い、香り等を調整し、理想的な商品になるまで試作を繰り返す

④試供品andモニター

意見を反映しながら、さらに品質の調整

⑤商品にマッチしたパッケージ、ネーミング、価格の決定

⑥テスト販売

⑦新発売


こんなプロセスを経てきます。

通常は新商品の着手から発売までは3年~5年程度が費やされます。



どうしてそんなにかかるのかといいますと、

一番期間が必要とされるのは結局は「モニタリング」なんです。



化粧品の場合は使用し始めてから、早く効果が出るもので3日程度。

しかし、リスクの測定がしっかりと検証されないことには発売することができません。


「最初は良かったけど1年後には、ブツブツがたくさんできちゃった」とか

「最初は良かったけど、どんどんくすみがひどくなった」とか

「最初は良かったんだけど、予想以上に腐敗が早かった」

「最初はわからなかったけれども、有効成分同士が反応して凝固する」


という場合もあります。



しかもお客様の使用環境や、保存状態も様々。



ですので、長期的な検証がどうしても必要なんですね。





当社の場合は坂本が「自分が一番使いたい基礎化粧品」というコンセプトを最初っから決めてましたし、たくさんの化粧品のリサーチは坂本本人がかなりの化粧品を検証済みでした(笑)


試作後のモニターやパッケージ、デザイン等も坂本が決めてますからすごく早いです^^




テスト販売は身内ですから、すごく率直な意見が返ってきました^^;

劇的に透明感が増した親戚や、ハリとツヤが全然違うという身内などが続出^^



そこで確信をもって発売に踏み切ったんです^^





結局一番時間がかかったのは、「調合」のプロセスです。




これは原材料の選別から含まれますし、「効果」と「使用感」というのは、相反する事が多いので苦労するんです(涙)



さらに壁になるのか、成分同士の相性なんです(泣)




一般的には化粧品の調合はどうしても茶色くなりがちなんです。

ところが、成分によってはいきなり白濁しちゃうことも・・・



こればっかりは、一つの成分の特性だけを検証していてもわかりません(涙)



検証の繰り返しです(汗)


わかりやすく例をあげると


3つまでは大丈夫だったのに、4つ目を配合すると粘度が必要以上に高くなったり

4つめまでは大丈夫だったに、5つ目で溶解性が悪くなったり

5つめまでは大丈夫だったのに、6つ目で刺激性が高まったり



その組み合わせは無限です(汗)




また、ある人には好かれる使用感は、ある人には嫌われるわけで^^;





その裏側にはそんな苦労があったりします^^