ほんとう多くの基礎化粧品がありますが、他社の商品のチラシやホームページを見ると、様々な説明がありますね。



例えば「毛穴ケア」を大きくうたっている化粧品は若い女性に特に人気ですが、化粧品メーカーによってほんとうにたくさんの説明がでてきますね。



一例として代表的なものをあげると


①○○○という成分が毛穴をキュッと引き締めキメの細かな美肌を

というパターンですね。



この○○○○にはいろいろな成分がありますね。



定番としてはフラボノイド、コメぬか、海藻エキス、・・・・・まだまだあります。



それぞれのメーカーの研究開発で発見されてきたので、いろいろな成分があるのだとおもいますが、この「毛穴引き締め成分配合」というのはすごくわかりやすいのですが、注意しないといけないのは、「その化粧品をつけたときだけ」ということです。




すこし気持ちの悪い例になりますが、なめくじに塩をかけると「キュー」っと小さくなるようなものかもしれません(汗)



非常に一時的な効果で、おそらく夕方くらいにはもう毛穴はパックリと開いているのではないでしょうか。



そこに「メイク直して隠さなきゃ」ということで、毛穴を埋めるようにさらにメイクを厚く塗ることになるわけですが、このメイクがさらに毛穴をつまらせちゃいます。



なので、○○○成分で毛穴が「キュ!」と引き締まるというのは、緊急で毛穴を引き締めなきゃいけないようなときには非常に有効です


(そういう場面はあまりないと思いますが(笑)




もうひとつの毛穴対策のアプローチは


「保湿成分が細胞に潤いを与えて毛穴が目立たなくなる」というものです。



これは言い換えると

「細胞の一つ一つが水分を抱えて膨らんだ状態」その結果毛穴が押されて目立たなくなるということです。



これはたしかに一理あるのですが、ある部分では誤解がありますね。


それはとても強制的に水分を抱えさせた場合と、自然と潤いが整ってふっくらした場合とでまったく違うからです。



もちろん健全なのは後者です。



速攻効果型の化粧品の多くが前者のアプローチを採用しています。


これはやはり、トライアルセットの短い期間で劇的な変化を体感して頂かないと、購入していただくことが難しいからなのかもしれませんね。



そしてそしてここからが大きな矛盾の始まりとなるのですが・・・・・


強制的な水分保湿→一時的にふっくらする→満足→たまにその化粧品を使用しない日がある→「わー!やっぱりこの化粧水使わないと、ダメなのね」→「これすごい効き目だわ!」


このサイクルに多くの方がはまってます(泣)


一時的な即効型化粧品を使い始めると、なかなかそこから抜け出られなくなるのはここに原因があるんですね。



こういう化粧品を長年利用してきた人が、本当にお肌にやさしい化粧品に切り替えた場合には逆に「たいしたことないわね」と感じてしまうこともあるかもしれません。



こんな話があります

むか~しむかいあるところに花職人の2人のおじいさんがいました。


お殿様がきれいな桜を見せてくれた方に、褒美をあげると言いました。


一人は葉に農薬をたくさん振りまき、虫がまったく寄り付かないようにして、ビニールハウスで囲って促成栽培し、すぐに桜の花が満開になりました。


一人はコツコツと土を耕し、自然の肥やしを根に与え、、春を待ちました。



殿様は先にすぐに咲いた桜をものめずらしく、驚きました。


ところがその桜は数日後にバッサリと花びらが落ち、枯れ木となってしまいました。


それから春になり、コツコツおじいさんの桜のつぼみが膨らみ、満開の花びらが咲きました。


その花びらは一枚一枚が透き通ったよなピンク色で鮮やかでした。


そして一枚一枚の花びらが、雪のようにヒラヒラと散っていきました。



殿様はその情緒ある桜の美しさに感動し「やはり桜はこでなくちゃのう^^」と喜んだそうな