あなたは化粧品の成分についてどこまでご存知でしょうか?



多くの女性が勘違いしていることがこの化粧品の成分です!



よく「無添加化粧品」ってありますよね。


これって実は大きな誤解を産んでいます!



多くの消費者の方々は「無添加化粧品」というと、肌に悪い成分ははいっていないというイメージをもたれるかと思います。


この「無添加」というのはなんともあいまいな表現なんですね。



これをしっかり理解する為にはまずは「添加物」という言葉の定義をしっかりと知っておくといいと思います。


添加物とは主に 防腐・殺菌を目的として配合されるものです。


化粧品には薬事法で3年間の品質保持期限が定められています。

なので、腐らないように添加物が配合されるわけなのですが、最近の風潮で添加物は何でもかんでも「悪」のように扱われていますよね。


だから添加物がまったく配合されていない商品というものは、ほとんどありえないんですね。


ではどうして無添加化粧品という言葉がこんなに溢れているのでしょうか?



それは随分昔にさかのぼるのですが、昭和57年に定めらた「アレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性のある成分」として指定された103種の「表示指定成分」からの一連の流れがあります。

「旧厚生省がこれらの成分は特に危険だから、配合する場合はちゃんと表示しておきなさいよ」ということ


簡単に説明すると・・・・・・・・・・・・


「無添加化粧品」とはこれらのめちゃ昔に定められた「表示指定成分」が配合されていない商品。


という場合がほとんどです。


こう聞くと安全なように聞こえますよね。


ところがどっこいこの「表示指定成分」が定められてからというもの、メーカーはそれ以外の成分で商品を開発するようになっていったんですね。今ではその種類は3000種以上にもなります。

この中には表示指定成分に定められていないものでも、肌トラブルになるような成分も多くあります。

(最近の例では「タミフル」がいい例ですね。)


ということで平成13年3月には廃止され、「化粧品は全成分を表示しなさいよ」というが薬事法に定められました。


これは規制緩和の一環ではあったのですが、商品購入の際の安全性は消費者の自己責任ということになりました。


言い換えると

「メーカーに全ての成分を開示させるから、消費者は自分で成分を見て、自分にピッタリな商品を選びなさいよ」ということです。


でも普通は化粧品の成分を見てもほとんどその意味がわかりませんよね(泣)



この辺りから「無添加」が特に目につくようになってきたんですね。

成分を表示しても消費者はわからないので、わかりやすく「無添加」という言葉が広く出回るようになりました


繰り返しますが「無添加」とPRするだけなら、いまどきの化粧品は全て「無添加」と解釈できちゃいます(泣)


逆に本当に「無添加」ならその化粧品はすぐに腐っちゃいます(笑)



「じゃあどうしたらいいの?」って思いますよね。^^


大切なのは

○できるだけ優しい成分の添加物であること

○必要最小限の配合量であること

○何が「無添加」なのかをちゃんと表示してあること




といっても実は上記の基準さえも、普通は調べようがないかもしれませんよね。



だからやっぱりその企業の理念が大切なんですね^^

あとはやっぱり消費者の方も自己責任として最低限の知識はもっといた方がいいですね^^