先日のブログでは働くことを考える際に発せられる、
「何がしたい」、「何が好き」、「何が向いている」といった問の根本的なずれについて綴りました。
仕事とは、困難を抱える他者、欲求を満たしてほしいと願う他者の誕生と同時に生まれるものです。
しかし「何がしたい」、「何が好き」、「何が向いている」などの問の中には、自分に対する視点ばかりで他者が登場することはありません。
他者との関わりの中で生まれる仕事に関して問う時に、そこに他者が存在しないことに私は大きな違和感を抱きます。
そのような問から仕事を考え始めることが、働くということを余計にわかりづらくしているのだと思います。
それでは働くことを考える際、私たちはどのような問いからスタートしたら良いのでしょうか?