「それで人は幸せになるか」 ~速さが奪ったもの~ | 不登校に悩む親御さんへ 家庭教師の大丈夫!@新潟のブログです。

不登校に悩む親御さんへ 家庭教師の大丈夫!@新潟のブログです。

ご覧頂きありがとうございます。不登校に悩まれる親御さんが心の穏やかさを取り戻し、子どもたちが笑顔を取り戻してくれること、それが私の喜びです。不登校に悩まれる親御さんのお役に立てるよう、情報発信して参ります。

先日、だいぶ前に読んで強く感銘を受けた一冊を読み返しておりました。

 

こちらの一冊です。

 

「スローライフ 緩急自在のすすめ」 筑紫哲也 著

 

この本の冒頭部分にこんな言葉が出てきます。

 

「道徳なき経済は罪悪である、経済なき道徳な寝言である。」

 

江戸時代後期の思想家、二宮尊徳の言葉です。

 

一昔前の小学校の校庭には、薪を担ぎながら本を読む氏の子ども時代の銅像があったものです。

 

「経済」と「道徳」とは度々対置して語られる言葉ですが、

 

どちらか一方が大切で、どちらか一方が不要なわけではなく、その両方に功罪があり、

 

相反するものを自分の中に併せ持つことが大切である、ということをこの言葉は伝えています。

 

物事の功罪、その両面を把握して、初めてそれが何であるかを理解したことになるのだと思います。

 

「それで人は幸せになるか」 ~速さが奪ったもの~