前回のブログでは、不登校、引きこもりという現象が増加する裏には、大人社会の構造変化がある、というお話を綴りました。
気持ち一杯になって動けなくなったお子さんに対してどのような接し方をしたらいいのか。
それを考える前に、なぜ動けなくなるのかをもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
なぜならそれが、動けなくなったお子さんに対してどう接すればよいか、のヒントになると考えるからです。
以前のブログで、子どもと接するときに必要なのは、「評価の眼差し」、「共感の眼差し」の二つである、と綴りました。
子どもが健全に成長するためには、この二つの眼差しがバランスしていることが大切なのですが、
ここ何回かに分けて書いてきた通り、今は評価の眼差しが過剰になっている時代です。
そんな時代の中で、今まで元気で明るく聞き分けのよい良い子だったのに、何かのきっかけで動けなくなる。
私の知る限りですが、引きこもりや不登校にはそのようなケースが多いように感じます。
それでは彼らはなぜ動けなくなるのでしょうか?