前回のブログでは、学ぶために情報が必要ですが、誰でも気軽に情報発信者となれる時代だからこそ、
発せられる情報が玉石混交状態であるという前提で接する必要がある、と書きました。
特に困難の中にあり、気持ちが塞いで弱っているときほど、抱え込んだ不安感や寂しさゆえに、
怪しいものに引き付けられ騙されやすくなってしまうものです。
“情報とは差異を生み出す差異である。”
社会学者であるグレゴリー・ベイトソンという頭の良い人は、情報をこのように定義付けました。
この定義を採用するならば、ある情報がまたある情報を生み出すこと、つまり情報とは無限に自己増殖するものであることが分かります。
情報に乏しかった昔とは違い、頼みもしないのに様々な情報が私たちに向かって押し寄せてくる時代。
それは、一人一人が情報とどのように向き合うべきかを考えなければならない時代と言えるのではないでしょうか。
玉石混交の情報が溢れかえる現代で、溺れることなく生きていくために必要なことはなんでしょうか?