前回の記事では、
「あんたのためを思って言っているのよ!」という言葉は、
実際は「あんた」のためではなく、「私」のために発せられる言葉であることが多い、
という話を書きました。
アドラー心理学には「課題の分離」という言葉があります。
他者の課題に踏み込まない。
自分の課題に踏み込ませない。
人間関係に線引きをしてそこから先は踏み込まない、ここから先は踏み込ませない、
という区分をするだけで、一見複雑に見える人間関係がシンプルになると、アドラーは言います。
その一線はどうやって引くのか。
それは、その決断の責任を取るのは誰か?について考えてみることです。