家庭教師をしていて近頃思うこと。
それは子どもたちの進路選択において実学志向が強くなっていること。
実学志向とは、世の中に出てすぐ役に立つ学問のこと。
もっと平たく言ってしまえば換金性の高い学問ということです。
将来への不安からそのような実学を専攻する流れが出来ているのだと感じますが、その選択は本当に合理的なのか?
前回のブログでは私がそのように思う理由を書いてみました。
そのような時間的射程の短い学びではなく、どのような学びを得るべきなのか
私の思うことを綴らせて頂きます。
=一般教養のすすめ=
今の世の中にジャストフィットする学問のみを専攻するということ。
それは裏を返せば早晩その学びが時代遅れになることもある、とも言えます。
今世の中全体が時間的視野の狭いインスタント志向になっていますが、時代の変化に右往左往することなく通用する学びとはどのようなものなのでしょうか?
私は一般教養を身につけることだと思います。
池上彰さんはニュース解説者として活動される一方、東京工業大学で学生に一般教養を教える大学の先生でもあります。
池上さんはそのご著書のなかで、「すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる」と述べています。
一般教養はすぐには役に立ちませんが、その代わり末永く役に立ち続けます。
それではどのように役に立つのか?
その事例をいくつか書いていこうと思います。
次回に続きます。