先日、忌野清志郎さんの歌、「僕の好きな先生」を聴きながら、自分の高校時代を思い出しておりました。
=僕の好きな先生、僕のすきなおじさん=
以前も書いたかもしれませんが、私は通っていた学校はいわゆる進学校とよばれるところでした。
学校では事あるごとに「勉強しろ、勉強しろ」と言われ続けていましたが、私は全くその雰囲気に馴染めず、毎日行きたくなくて仕方ありませんでした。
口を開けば「進学率」だの「偏差値」だのとそんな話しかしない先生が正直苦手で仕方ありませんでした。
そん中でも好きな先生がいた、、、。
「僕の好きな先生」を聴きながらそんなことを思い出しました。
二年生、三年生の時に生物を教えてくれた白髪交じりの佐藤先生。
いつも白衣を着ていてニコニコしながら生物の話を楽しそうに語っていました。
豚の肝臓を使ったカタラーゼの実験、楽しかったなぁ。
佐藤先生のお陰もあり、生物は数少ない得意科目の一つでした。
一年生から三年生まで数学を教えてくれたのは小田先生。
授業中によくテンパる先生で、自分の板書と問題集の答えが違っていたりすると、
「あれ、どこが間違っているんでしょうね~。皆さんも一緒に考えてくださいね~。」
とか言いながら冷や汗かきかき授業をする先生でした。
「分からないところがあったら聞きに来るんだよ」
数学全くダメダメな生徒だった私にもそんな声掛けをしてくれる先生でした。
その見た目、その雰囲気から、子どもながらに「この人たちはきっと出世とかしないんだろうなぁ」などと随分失礼なことを考えていました。
でも「進学率」だの「偏差値」だのそんなことばかり言ってくる先生よりも、楽しそうな、ちょっぴりおっちょこちょいな人間味のあるそんな先生たちが私は好きでした。
次回に続きます。