人を心穏やかにしてくれる神経伝達物質セロトニン。
この分泌の悪化がうつ病などの精神疾患を引き起こすことが知られています。
セロトニンの分泌を活性化する方法は大きく二つです。
1、日光を浴びること
2、リズム運動をすること
1は出来るだけ午前中の方が良いです。理由は後で説明します。
2のリズム運動とは例えばジョギング、スイミング、サイクリング、ウォーキングなどの一定リズムで行われる運動です。
これらが人の心を穏やかにしてくれるセロトニンの分泌を活性化してくれます。
この2つを同時に実現できるのが朝散歩です。
朝10~20分程度、早足で散歩するのです。
その際注意点は考え事をしないこと。頭の中で「1、2、1、2」などとリズムを取りながら歩く方がセロトニンの分泌が盛んになるからです。
私も半信半疑でこの朝散歩に取り組んでみましたが、大きな変化を感じました。
我が家は朝私が子どもの保育園の登園準備を担当しています。
以前はなかなか思うように動いてくれない子どもをついきつく叱りすぎて後で反省することが度々あったのですが、朝散歩をするようになってからその頻度が激減しました。
そんな自分の経験からも私は朝散歩を強くおススメしたいのです。
朝散歩で得られるものは心の穏やかさだけではありません。睡眠の質が改善します。
先ほど日光を浴びるのは出来れば午前中が良い、という話をしました。
人を眠りに誘う睡眠誘発ホルモンメラトニンは夕方以降セロトニンを原料にして合成されます。
つまり午前中に日光を浴びることでセロトニンが合成され、それを原料に夕方以降メラトニンが合成されるため、朝散歩で夜の睡眠の質まで改善する、という事です。
これが午前中に日光を浴びた方がいいとおススメする理由です。
睡眠の質が改善すれば脳の疲労感も取れ、さらに心穏やかに過ごせるようになるという好循環が起きるでしょう。
まとめます。
セロトニンの分泌を活性化してくれるのは、日光浴とリズム運動。
その両方を実現してくれるのが朝散歩。
朝散歩でセロトニンの分泌が活性化することで心穏やかになり、夕方以降メラトニンの合成も促されるため睡眠の質も改善する。
それがさらに人を心穏やかにしてくれる。
ぜひ朝散歩に取り組んでみて下さい。しばらく続けてみることで効果を実感するはずです。