横山雅司『極限世界のいきものたち』

 

私たちの想像を絶する過酷な環境下でも生きている生物が存在する。

 

しかし本人達からすれば

 

「ここで生まれたからここで生きているだけなんですが、それが何か?」

 

という感じなのかもしれない。

 

適者生存。

 

その環境に適応した者たちが生き残る。

 

人類が進化の頂点ではない。

 

何らかの要因で地球環境がガラリと変われば、あっさりと人類は絶滅しその環境に適応した生物が地球を支配しているのかもしれない。

 

AIが自我を持てば機械の体でもって、人間にとっては過酷な宇宙空間にもドンドンと進出していくであろう。

 

 

 

生物は時としてその環境に適応するために特定の器官や組織を退化させる。

 

ブラインドケイブ・カラシンという地底湖に生息する魚は、暗闇に適応するために目を退化させ、その代わりに匂いと振動を感じる能力を発達させた。

 

このように生物の世界では進化の対義語は退化ではなく、退化は進化の形態の一つと言えるのである。

 

 

 

砂漠地帯に住むカンガルーネズミは、エサに含まれる水分を徹底的に利用するために腎臓をめちゃくちゃ発達させたらしい。

 

さらにエサで取り込んだ水素と呼吸で取り込んだ酸素を使い、体内で水を合成することができるという。

 

その結果、カンガルーネズミは液体の水を飲む必要がなくなったのだ。

 

熱中症対策としてこの機能を貰いたいものである。