専業主婦のお仕事。
掃除
洗濯
食事作り
スーパーへの買い出し
食事の後片付け
お弁当作り
アイロンがけ
子供の世話
子供の習い事の送り迎え
町内会の役割
庭の草むしり
布団干し
家計の管理
ゴミ捨て
幼稚園や学校行事への参加 など



まわりには働きながら子育てをやっている人もいる、働きながら介護をしている人もいる。
それを知っているから「自分は恵まれているんだからそのくらいやって当たり前」そう思っていました。

でもね、いくらやってもお給料は一円も支払われないし、家族は当たり前になっちゃって感謝の言葉があるわけでもないし
調子のいい時もあれば悪い時もある。
体調が悪い時もあればイライラする日もある。
それでも完璧にやるべきだと思っていました。
乱暴に掃除機をかけた日も。
コップをガチャンと置いた日も。


苦しんでいた私にいいことを教えてくれた人がいるます。
専業主婦の一番のお仕事は笑顔でいること。
笑顔で「行ってらっしゃい」をいって笑顔で「お帰りなさい」を言うことだって。
不機嫌でいるということはその間自分の職を放棄していることだって。さぼっていることだって。


多分私は仕事をしているのが好きな人。
仕事をしてそれに応じてお給料をいただいて。
自分のためにも他人のためにも気持よく消費して。
それが専業主婦になった途端、自分の存在価値がなくなったように思えて。
子育てと家事しかしていない自分が社会から取り残されているような気になって。

育児相談の場に行ったり、育児雑誌を読むと

仕事場では代わりにその仕事を引き継ぐ人はいるけれど、その子のママはあなただけなのよ。
今しかできない育児を楽しみなさい。
ママという仕事が何より尊くて唯一のものなのよ。


そんなことが書いてあって。
頭ではわかっているけれど。
働かずに生活させてもらえているってありがたいって思えるけど。
旦那さんのお給料で生活させてもらって、なんだかお金を使うのが申し訳ないような気がして。

でもそうじゃありませんでした。
専業主婦が笑顔で家にいること。
それがお仕事だったんです。
お給料をもらうに等しい。
だから旦那様のお給料の半分は自分のお給料だと思って変な気負いなく堂々と、気持ちよく使ってよかったんです。

その代わりちゃんと家族といるときは笑顔で機嫌よくいること。
家族を送り出した後は疲れていたらお昼寝しちゃっても、ご飯を作るのがしんどい時はお弁当屋さんでお惣菜を買っちゃっても。

イライラしながら作った手作り料理よりそっちのほうがよっぽど美味しい。
なんだか優先順位、間違ってたなぁ。
専業主婦の一番の仕事のこと、わかっていなかったなぁ。

子供を笑顔で送り出しました。
もうじき次女が戻ってきます。
笑顔で園バスから下りてくる次女を迎えなきゃ!