「明けない夜はない」
いろんな人に言われるし、たくさんの本に書いてあるし、実際に今までの人生を振り返ってみても実際そうでした。
嵐も歌っているしね♪

ただ、本当に苦しい時はその朝がいつ来るのか?
朝はずっとずっと先にならないと来ないんじゃないか?
長い夜に耐えられるのか?
不安で心配で苦しくて。
その苦しみから解放されるために問題から目を背けて逃げたくなって。
いつまで頑張ればいいの?
いつまで頑張らなきゃいけないの?
自暴自棄になってしまいそうになります。

そんな時私は「一日一生」という言葉を思い出します。
一日を人生一生のように生きる。
一日を大事に生きることは人生を大事に生きるということ。こんな意味だと思います。

ただ私の本当につらくなった時の解釈はこうです。
朝、起きた時がおぎゃーと生まれ落ちた時。
夜寝る時はそのまま永遠の眠りにつく時。


今夜、寝る時には私は死ぬんだ。
死んだ時、「惜しい人を亡くしたねぇ」「もっと一緒に過ごしたかったのに」と思ってもらえるように。
自分でも「いろいろあった人生だけどいい人生だった」「もう悔いはない」と思えるように。

自暴自棄に陥りそうなほどつらい時でも、何もかも投げ出して逃げたくなる時でも
この苦しみはあと数時間、今日寝る時には私は永遠の眠りにつくんだから。
そしてまた翌日目が覚めた時に新しく生まれ落ちるんだから。
そう思う楽になります。

夜明けがいつになるのかわからずに、苦しみからいつ解放されるのかわからずにそのことばかりを気にしていてもつらいだけです。
ゴールがわからないのにそれを追い続けるのはしんどいです。
でも寝る時には人生に幕を引くときなんだと思うともうちょこっとだけ頑張ろうって思えませんか?

もうすぐ私は今日という日を死にます。
ちゃんと子供たちに「ママ、ありがとう」「ママ、もっと一緒にいてぇ」と言ってもらえるような一日をおくれたかな?