良い農業って、なんでしょうね?
環境にやさしいこと
収量が多く、採算がとれること
やっていて楽しいと思えること
私が今パッと考えると大体こんな感じです。
JGAP(japan good agricultural practice)という仕組みがあります。
直訳すると(良い農業のやり方)。
もう少し具体的に説明すると、人や地球環境に配慮した農場を経営するための方法、ということになるでしょうか。
私は今まで農業について、雇われの身で関わっており、イチ作業員でした。
いざ、栽培計画を立てて農場を管理しようとした時、何からどうすればいいか分からなくなりました。
それがきっかけで、農業経営について一度学ぶ必要があると感じました。
まずは、JGAP指導員を目標に、JGAPの仕組みを知ることからスタートしたいと思います。
あと、今年はもう一つ目標があります。
それは公害防止管理者試験の合格です。
農業の仕事に就く前、私は土壌や水が環境基準に適合しているかを測定する仕事をしていました。
JGAPの審査基準と公害防止管理者の知識には、繋がる部分が多くあります。
公害防止管理者試験では、各有害物質の排出基準値や健康被害、測定方法などが問われます。
どちらも根底には、地球環境の保護があるのではないかと解釈しています。
JGAP指導員研修の受講者は、農家が全体の3割、農協・農業指導員で3割、その他農業資材メーカーなどだそうです。
コンサルタント業ではJGAPをビジネスチャンスと捉える動きもあるようです。
石川県で、どれだけの農場がJGAPを取得しているのか調べたところ、四つしか出てきませんでした。
実際、取得のコストと、それに見合う利益があるかどうかは私自身体感しておらず、それは今から確かめてみる必要がありますね。
私自身の希望は、自然栽培で作物を作る技術が発展して適正価格(農家さんが生活できる)で流通し、自然栽培農家が増えていくことです。
肥料、農薬を使わない栽培は、より多く労働力を必要としますし、収量の安定化が難しい面があります。
しかし、長く人が自然と共存するのには一番この農法が良いと思っています。実際、安定した経営をなさっている農家さんもいます。
私がどこで力になれるかはまだわからないけれど、一つずつ可能性を確かめていこうと思っています。