| 今から３年ほど前。 |
| 七尾のある店舗の責任者を任されたばかりの頃の話です。 |
当時の私は責任者として４年ほどの経験を積んでいたのですが、 パチスロの設定を完全に任されたのは初めてで、 |
自分でパチスロを打ちに行くこともほとんど無かったので 機種に対する知識は「０」に近いものでした。 |
そんな私が当時まだ全盛だったＡＴ機の恐ろしさを実感したのはある機種をオール⑤で 営業したときでした。そのある機種とは |
| 【アラジンＡ】 |
| 朝からメールで |
| 「本日【アラジンＡ】オール⑤確定！早い者勝ち！」 |
と送ったため朝一からアラジンコーナーは若いお客様で独占！ （と言っても５台しかなかったが・・・） |
| そして、 |
| お客様Ａ「店長、このメール本当なん？」 |
| 私「本当ですよ。なんならお見せしましょうか？」 |
| １台１台すべての設定を見せてあげると、 |
| お客様全員「お～！本当や！」 |
| （この頃はまだ規制が緩かったので・・・） |
| そして開店。 |
| 「まあ、オール⑤でも１台くらいは出ない台もあるやろ」 |
| この時点ではまだ余裕の表情。 |
| お昼。 |
| ドル箱を使っているお客様が既に３名。 |
| 「あれ？思っていたよりかかりがいいなぁ～！」 |
| まだ事の重大さに気が付いていない。 |
| この日は本社で責任者会議のため、この時点で店を出て金沢へ。 |
| ＰＭ３時。 |
| 心配になってホールへ電話。 |
| 私「アラジンどう？出てる？」 |
| チーフ「めちゃくちゃ出てますよ！今日どうしたんですか？」 |
| 私「えっ！どれくらい？」 |
| チーフ「全員２箱以上持たれてます」 |
| （当時のパチスロの箱は２０００個箱） |
| 私「まじで！？」 |
| ようやく事の重大さに気づいた私だったのだが、 |
「まあ、夕方くらいになればどなたかやめて帰られるだろうし、その後売上げが上がれば 割数も下がるだろう」 |
| と、どこまでもポジティブを貫き通していた。 |
| ＰＭ６時。 |
| 再びホールへ電話。 |
| 私「どう？お客様何人かやめていかれた？」 |
| チーフ「いいえ。ずっと同じ方たちです」 |
| （今にして思えばアラジンで設定⑤と分かっていて止めてく人なんかいないよね） |
| （恐る恐る） |
| 私「い、今どんな感じ？」 |
| チーフ「一万枚突破が２台です。」 |
| 私「・・・・・・。」 |
| チーフ「他の３台も５千枚超えてます」 |
| 私「・・・・・・。」 |
| この時点での機械割数１５０割ぃぃぃぃぃ！！！！ |
| 「頼むからこれ以上上がらないで！」 |
| さすがにポジティブな私もあとは神に祈るのみでした。 |
| ・・・そして閉店。 |
| アラジンの割数 |
| ２５０割ＯＶＥＲぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!! |
| その日の差玉 |
| ６０００枚ぃ！ |
| １００００枚ぃぃ！ |
| １２０００枚ぃぃぃ！ |
| １３０００枚ぃぃぃぃ！ |
| １８０００枚ぃぃぃぃぃ！ |
| もうね～。何がどうしてこうなったのやら、わけが分からず頭の中が真っ白になりましたよ！ |
| 担当上司に本日の営業結果を報告後、こっぴどく怒られたのは言うまでもありません。 |
| その日以来【アラジンＡ】のオール⑤は・・・・・ |
| 懲りずに何度かやりました（笑 |
| （さすがに怖くて朝から告知はしませんでしたが・・・） |
| 誰も言ってくれないから自分で言う （自称）カリスマ店長 でした。 |