いつものごとく見本市とプライベートショーの視察にひっかけて
いろんな美術館を廻っちゃおうという作戦。
最初に出かけたのは横浜は本牧にある
明治・大正に活躍した数寄者 原三渓が作った三渓園。
広大な敷地の中に各地から移築してきた重要文化財の建物が一杯。
遠望できるのは旧燈明寺三重塔(重文)。
むっちゃ暑くて汗だくで廻る。
この鶴翔閣は貸出可能だそう。
たまには中を観ることのできる建物もあるんだけど、
茶室春草蘆みたいに、あまり近づけない中が見られない
いわんや中には入れない建物ばかり…。
内部を見学できるのはこの大きな合掌造りの住宅だけ。
なーんかなー
美味しい料理が次々とサーブされては
箸をつけることもできずに運ばれていくって感じ。
保存のこととかいろいろあるんだろうけど、
もうちょっといい見せ方できないもんか…。
庭の手入れも行き届いているとは言い難いし、
心の中で「日本三大がっくし観光地」に入れておこう。
気を取り直して六本木ミッドタウンに移動。
21_21デザインサイトでやっている「コメ展」を観る。
各地の農家を取材した映像の中で
「田の神様」をご夫婦二人でお迎えしお祭りしていた方が印象的でした。
そのまま歩いて青山一丁目のMAGISショールームへ。
顔見知りの営業の方がいらっしゃったのでしばらく情報交換する。
青山まで来たんだからと、友人が店長をしているCassinaへ。
ずいぶんと改装したらしく、すばらしいモダン空間。
美人揃いのスタッフも空間に合ってる(笑)。
オリンピック特需が始まっているらしく景気のいい話を聞く。
ちょっと面白い壷を見つけたので購入。
そしてヒカリエで夕食をとって一日目の夜は暮れる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二日目のスタートは東京都美術館の「バルテュス展」。
ピカソをして20世紀最後の巨匠と言わしめた画家。
なんだけど、少女のエロチックな絵で注目を集めて成功した画家、
って感じが否めないなぁ…。
ファンの人からはアホか、って言われそうだけど。
人気のない窓を描いた絵は欲しいと思った。
行ったことが無かったのでアメ横も行ってみる。
平日午前中だからそれほどの人出ではなかったけど、
多国籍な猥雑感はさすがというべきか。
次は三井記念美術館でやっている「超絶技巧！明治工芸の粋」。
京都の清水三年坂美術館で観たことのあるものもあったけど、
これはやっぱり凄い！
虫眼鏡で見てもよく分からんくらいの細かさの工芸たち。
よく観ようとみんな思わず近寄っちゃうもんだから
美術館のガラスには頭突きの跡(油)があちこちいっぱい付いていた(笑)。
次には東京都写真美術館へ。
写真ってのもなかなか面白いもんよねぇ。
たまたまロビーのモニターで流れていた予告編で
中川幸夫のドキュメンタリー映画の存在を知った(嬉)。
問い合わせてみると関西でも上映されるらしいので絶対行こう。
そしてこの日は友人たちと新橋の夜を楽しむ。
たいがい飲み過ぎ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三日目にしてやっとお仕事(笑)。
SCANDEXの展示会に出かけて仕入商品の見極め。
爆発的にヒットした「限定」商品のパラティシパープルが
「また」出るそうです。
カステヘルミの色展開もきれいなんだけど、
色増やす以外になんかないんかいな、とも思う。
そして最後の最後にメインイベントのライフスタイル展。
今年は結構収穫がありました。
近いうちに新しい商品が店頭に並ぶと思います。
ご期待ください。