6月2日までの会期だからのんびり行こうと思っていたら、
国宝の綴織當麻曼荼羅は今日までの公開だと知ってあわてて出かけた。
朝の開館時間に合わせて出かけたので駐車場も空いててラッキー。
やっぱ奈良国はこっちの正門側から見るのがいいね。
明治の巨匠 片山東熊の設計。
企画展はこちらの新館で。
GW中だけど朝一ということもありそれほど混雑もなくゆっくり観られた。
仏像やお経などもたくさんあり、大好きな絵巻物もいっぱい♪
なんかしらんけど「縁起絵巻」とかが好きなんです。
当時の装束とか習俗とかが克明に描かれているし、
描かれている人がみんな生き生きしていて観ていて飽きません。
お目当ての国宝綴織當麻曼荼羅はやはりかなり褪色している。
細かい絵柄は判然としない。
なので文亀本と貞享本という模本のうち
実物大パネルの展示されている貞享本と解説VTRをじっくり観る。
そーとーすごい織物だということがよく分かる。
こんな細密な絵柄の約4m四方の織物を織るってきっとすごい技術。
伝説ではそれを化女(観音の化身)が一夜で織りあげたと言う。
中将姫伝説が有名なもんだから、中将姫が織ったと思ってた(笑)。
人間が織ったら何人でやってもたぶん数年とか数十年かかりそうだから
観音様が一夜で織ったってのでもいいような気がする(笑)。
他にもたくさんの浄土信仰関連の仏教美術を見た後、
そろそろ出口だなと思ったところにお茶道具の展示♪
そういえば當麻寺中之坊は茶室・庭園は片桐石州の作。
石州作の竹一重切花入や遠州、少庵の茶杓、
備前肩衝や半使茶碗などが観れた。
けっこうおいしいコース料理を食べ終わったと思ったら
期待していなかったデザートが出て、それがまた美味しかった喜び。
突貫で観て昼には戻ってまいりました。