16日(水)の定休日を利用して秋の京都に行ってきました。
って言っても「秋」を味わうって余裕はなく、
目的はたくさん開催されているお茶関連の美術展です。
まずは裏千家茶道資料館でやっている「武家と茶」。
肥後松井家の名品がざくざく観られます。
くずした筆の字がだいぶん読めるようになってきたと思ったが、
漢字混じりの消息にはお手上げだ。くそー。
で、入館券に付いているお呈茶をいただきに行くと、
なにげにさらっと出てきたのが辻村史郎さんの茶碗。
こういうところに裏千家の底力を垣間見るのであった…。
どうせなら細川護煕の茶碗のほうがウィットが効いてたかも。
そして同時開催している「武家と能」
を観るため、相国寺承天閣美術館へ。
流石に昔のお殿様はたいそうなものをお持ちでいらっしゃいます。
同時にやっていた相国寺特別拝観も行きたかったが時間の都合で割愛。
駆け足で向かうは樂美術館の「樂と永樂そして仁清」
です。
何度も訪れたことのある美術館でこじんまりしていて好きなのですが、
暗い半地下から明るい上の階に上がっていく割には
あまりドラマチックな感じがしないのは何故?
そいからイムラアートギャラリー
に行きました。
ここは展覧会の内容よりもギャラリーそのものに興味があって…。
かっこいい建物とどえりゃー可愛いスタッフでした(笑)。
そして「京の小袖」
を観ようかと京都文化博物館に行ったのですが、
時間の関係で割愛。
ただ、元日本銀行京都支店であったという別館正面ホールは見事。
天井高~い。
そして、オープニング記念の内田鋼一展をやっている
ギャラリーやまほんの京都支店Utsuwa Kyoto Yamahonに行き、
お茶碗を買ってしまった~(散財)。
と、ここまですでに3つの美術館と2つのギャラリーを回り、
どこで何を観たのやら怪しくなってきた最後に、
本日のメインイベント、京都国立博物館でやっている「細川家の至宝」に。
すごい!
いったい国宝いくつあるんやろ?
細川家代々のお宝に加え、16代細川護立の収集品がまたすごい。
永青文庫おそるべし。
平日やっちゅーのに結構混雑してるし。
ここも割と駆け足で観て回りましたが、
利休尻膨茶入がかわいい~♪
それと白隠慧鶴の墨跡「死」がよかったなぁ。
菱田春草の「黒き猫」もいいわ~。
ひらがなの古今和歌集はちょっと読めた (^-^)
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細川家の重臣であった松井家のお宝観覧から始まり、
細川護煕の師匠である辻村史郎のお茶碗でお茶を戴き、
最後は細川家のお宝を観て締める、という
なんだか細川づくしみたいになった京都一日観光でした。
つっても観光地にはひとつも行ってないな。