便利な世の中になりました。

電車 バス 自動車 飛行機・・・

身1つでは到底移動できないような距離、短時間での移動。

 

ほんの百年前からは考えられないほど。

 

それに伴い、物流も大きく変化しました。

地球の裏側に売ってあるようなの商品でさえ、個人で取り寄せることもできる。

 

確かに便利なんでしょうけれど、ちょっとした疑問が。

 

生き物の移動速度と行動範囲は、ほんのちょっと前までは自力で可能な範囲だった。

海を航るにしたって、潮の流れと風まかせ。

 

・・なんというか、自然の流れの中での移動。

逆らっていないというか、無理矢理という感じではない。

 

馬車や自転車はまだいいと思うんですよね。

生き物の「自力」の範囲って感じで。

 

それが今では「エンジン」のチカラでグイグイ移動してしまっている。

 

便利・・便利なんでしょう。便利なのか?

 

大幅な時間短縮。

の、はずが、ちっとも生活時間にゆとりが生まれているようには見えない。

 

大量に物資を運んでいる。

が、その先で大量廃棄。

 

どうも文明の利器たる振り子が振り切れているような?

有り余った振り子のエネルギーが漏れて、そのとばっちりを受けているような?

 

実際にそういう漏れだしたエネルギーを数値化するような手段はないにしても、

生き物としての体は、その歪を感じているように思います。

 

「なんか違うような・・?」

「なにかズレているような?」

 

なんだかよくわからない不調を「ストレスでしょう」の一言で片付けてしまっている。

なにかしら感じているが、何が原因かわからない。

 

そういった方向に意識が向きつつある時代に入ったのではないでしょうか。