「話すときには相手の目を見て」

なんてことを言われた経験がありませんか?

これは整形外科に限ったことではないかも知れませんが、


話すときに患者さんを見ないでレントゲンばかり見ている

ことがあるようなのです。

実際に私が経験した訳ではありませんが、そんな嘆きにも似た訴えを

私の治療院にいらっしゃる方から耳にします。

日本は欧米に比べてレントゲンやMRIなどの撮影を行う割合が高いと、

とあるシンポジウムで聞いたことがあります。

画像診断は、ある一定の情報を読み取れますので、

一概に否定も出来ませんが、画像だけで確定診断が出来るのは、

ほんの一部の疾患のみではないかと思うのです。

レントゲンだけではなく、実際に触れて、動かして、話を聞いて、

総合的に人を診ること

が西洋医学に不足しているように思えてなりません。



恐らく、ほとんどの方が身体に痛みを感じたら、病院に行くと思われます。

股関節痛も例外ではなく、整形外科を受診するでしょう。

問題はここから。

整形外科を受診して、レントゲン撮影をします。

そして、レントゲンを目の前にして、ドクターがある呪文をかけるのです。

「ここを見てください。変形しているでしょ?だから痛みが出てるのですよ」

「これは手術しか方法がありません。いつ頃、手術しますか?」

「脚を出来るだけ大事に使ってください。杖をつくのもいいでしょう」

今まで普通に生活していて、いきなり手術という烙印を突き付けられる方も

少なくないようです。


患者にとって、医師の言葉は重いのです。

絶対とは言えないでしょうが、私のようなセラピストと医師の意見を比較した場合、

ほとんどの方が医師の発言に耳を傾けるのではないかと思います。

これが現実ですし、医師の言葉に耳を傾けることは、

当然と言えば当然のことでしょう。

しかし、この言葉が後々呪文のように圧し掛かることもあるのです。

呪文を解くのは、中々難しいもので。。



先日、NHK で変形性股関節症の事が取り上げられていました。

その NHK の番組曰く、変形性股関節症は予備軍を入れると、

300万人~500万人いると・・・

どのようにして、↑の数字を出したのかは知りませんし、

知っても意味のないことなのですが、実際に、この仕事に就いてみて、

股関節に問題を抱えている人が想像以上に多いことを実感しています。


インターネットには、様々な情報があり、有益な情報もあれば、

「こいつ何を言ってんだ?!」

と突っ込みを入れたくなるような情報もある訳です。

情報が溢れかえっている中で、そこから取捨選択して、

その情報を咀嚼するのは、個々のレベルの問題にはなるのでしょうが、

間違えた情報で精神的に落ち込み、それをキッカケに

症状が坂道を転がり落ちるように悪化していく方を何人かみています。

情報が簡単に入手できるメリット/デメリット、便利になるが故の問題でしょうね。