真夏の暑さだった。まだ5月なのに何でこんなに暑いのか😰
真夏のような休日に部屋にはいられない。僕の部屋にはエアコンが無いのだ。まあこれっぽっちの暑さなら扇風機があれば十分だが、狭苦しい部屋なら暑さは倍増する。出掛けない訳には行かないので、鷹の台まで出掛けた。外は風が強かったので、あちらこちらで自転車が横倒していた。緑が多い玉川上水沿いをいつものように散歩した。陽を遮る林の中は更に涼しい。緑色の風に当たっていると、歩くスピードも緩やかになる。
鷹の台駅から7、8分歩くと“いちょう公園”と言う小さな公園がある。僕はその公園が大好きだ。玉川上水沿いの散歩が終わったら、最後にその公園に立ち寄る。小さな公園のど真ん中に大きないちょうの木がドーンと立っている。そのいちょうをベンチから見上げながらぼんやりするのが閉めになっている。今日のような風が強い日はいちょうが歌っているようにも見える。
僕が今日、この公園で風に吹かれたかったのは、1ヶ月先に現在働いている店が閉店になるからだ。まだ働きだして2ヶ月位なので、何とも言えない切ない気持ちになる。折角慣れてきたのにまた来月には仕事探しをしなくてはならない。店長を含め、感じの悪い人が居なかったのに残念な事になった。また緊張感の中、新しい仕事を覚えなくてはならないし、感じの悪い人がいないとは限らないので心配もある。
どこも人手不足で直ぐに仕事は見つかるが、雰囲気が良いかどうかは働いてみないと分からない。店長が良いか悪いかでその店は決まるのだ。会社が店長に変なプレッシャーを与えると、店長がストレスを抱え店全体の空気は悪くなる。会社に何にも意見出来ない人ほど従業員に当たったりする。そんな店では働きたくないものだ。
今回閉店となる店は店名が悪かったのだと僕は分析している。味は良いし清潔感もあり、女性一人のお客様も多い。常連のお客様も増えて来たのに勿体ないなと思う。要するに赤字に耐えきる体力が会社になかったのだ。常連のお客様を増やすには先ず食べてもらわないといけない。先ず食べてもらうには店名が非常に重要だ。長崎の会社で長崎の食材を使用しているのに、店名には長崎が入っていない。長崎って言うのはブランド力があるので、店名に入れるべきだったと思う。無添加食材と国産小麦を使用しているので食べてもらえれば違いは明らかだ。店名を変えあと3ヶ月位営業したら黒字化出来たと僕は思う。不味くて閉店なら仕方ないが、美味しいのに閉店は勿体ない。戦略の1つである店名を間違うとこんな事になってしまうのだ。
もう決まった事なので気持ちを切り替えるしかない。その気持ちを切り替える為に緑の風に当たりに行ったのだ。年明けから最悪が続いたが、徐々に運気は上がって来ていると思うようにしている。夕暮れ時に燕が電線で羽根を休ませていた。この時季に子育て中で忙しい燕。羽根を休ませながらどんな事を考えていたのだろうか?
そんな事を考えながら、西武線に乗った。

