清水きよし先生の『幻の蝶』を観に行った。

確か、去年も観に行っているはず。

(もう、一昨年かな?)

その前も、何回か。


まぁ、つまりは、

何度も何度も観に行っている作品。


だから、今回観に行っても、

ストーリー展開で新しい発見はない。

でも、毎回、新たな気付きがある。

そして、毎回、違うところ(シーン)で涙があふれる。


一年前は、一年前の、

そして、今は、今の、

私自身を受け止めてくれる、先生の作品と演技。



透明感のある空間。

魅了され、異世界に引きずり込まれる時間。


その場で、一歩も動くことなく、

当然、衣裳の変化などもない中で、

一瞬で、老いぼれの爺から、子供になる。

上品な人にも、卑屈な人にも、無邪気な人にも、どんな人にでも、

どこにも無理がなく、ふわっと変わる。



清水先生は、「空間の詩人」と言われているけれど、

この表現、始めに使った人、すごい。

ピッタリだと思う。

空間を、その身体で紡ぎだしている。



何回か書いているが、

私は、小学生の頃、清水先生にパントマイムを習ったのが、

舞台活動の始まり。

だから、清水先生のパントマイムは、

現在の私の原点みたいなところだ。


今になって思うことは、

私の舞台活動のスタートが、

ジャーンとかバーンとかいう、派手な形から入るものではなく、

感性を大事に、丁寧に作っていく作品への取組み方であったことは、

とてもよかったと思う。


あぁ、がんばろっと。

私、清水先生に習ったんだから。

もっと、やりゃぁ、できるんでねぇの?




『幻の蝶』は、

来年で30周年だそうです。

また、何度でも、観に行きたい。