これは、2018年の話です。 (前にも書きました。同じ内容です)
私の恥ずかしい過去の話。
今はスクールのみんながいるから、平気だよ~
みんな、ありがとう
2018年、 年始早々お金のトラブルに遭った。
なんでこうなるのかだろう…
私は今回に限ったことではない。
私はお金の重みを知らないのか…
お金という物の価値を感じることはないのか…
私は「人間離れしている」とよく言われるが、
そんなことさえも分からない人間なのかと嘆いていた。
バイクを走らせ、家に向かう途中、私は大きな声で叫んだ。
「くそ~、私には貧乏神でもついているのか!!」
「すみません…」
という声がどこからかする
「誰?」
「何?」
「貧乏神です…」
「ん?」
「…」
「…」
「…」
「マジで!?」
「え“~!!」
「本当に貧乏神?」
「はい、すみません…」
よく感じてみると、右側に黒い影が浮遊してゆらゆらしている。
そして、よく見ると、徐々に輪郭もはっきりし始めた、
怖さはなく、ただ、こちらを見ていた。
「だからなのか…」
無性に納得。
私はなぜか怒りもせず、聞いてみた
「この一連のお金のトラブルはあなたの仕業なの?」
「そうです、すみません」
「何時から付いているの?」
「もう、7年にもなります」
「え“~⁉
じゃあ、7年前の事件もあなたの仕業なの?」
「はい、すみません」
「私の人生を揺るがす、
多大な損失はこいつがいたからなのか…」
「私、貧乏神の特徴は、
詐欺に引っかかったとき、
あまり落ち込まないことなのです。
何が起こったのか、
よくわからずにいることが多いんです。」
「だから、落ち込まなかったのか…
って、おいおい、
なんだか、無性によくわからないけど、
腹が立ってきた!!」
「あんた、すみません、すみません、
って謝っておきながら
全然すまなそうに思っていないじゃん、
ペコペコ頭だけ下げちゃってさぁ」
「はい、私なりにすまなく思っています。」
「なんで私の近くに来たのか教えてよ?」
「優しそうだからです」
「ん…」
(それって、貧乏神も認めるやさしさを持っているということなのか…)
「はい、ほんわかに」
「こらっ、ニコニコ、
にまにまするんじゃない!!」
なぜか、対話しているのは貧乏神なのに、
いやな気持にならないのは貧乏神のなせる業なのであろうか…
この対話はあたかも友人と話すかのように淡々としている、
自分にもちょっと驚いていた。
意外にもいいヤツっぽい
つづく