◎【日曜日はヨガ・トーク!】外界に求めても、求める知は得られない。知は、内側から得る。


久しぶりに『ヨガ・スートラ』を開いたら、読み飛ばしていたのか忘れたのか、
あまり読んだ覚えのないページがあって驚いた、

コンディショニング・トレーナー大森です。


しかもそのページが、最近いろいろ学びに出掛けている自分へ向けたメッセージのように思えるような内容だったので、とても驚きでした。


今回は「知」とは、内を向くことによって、内側から得られる、というお話です。


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【ヨガ・スートラより引用】


まず、あちこち走り回って外界に求めようとしても求める知は得られないという結論に達する段階がある。

知とは、内を向くことによって、内側から得られるものだ。


内を向くというのは、内に進むこと、自分自身を知ること、まず〝汝自身を知れ〟ということだ。

もし自分自身を知らなかったら、それ以外のことを知るのにも間違いを犯す。


われわれは、自分が外界を見るのにどういう色眼鏡で見ているかということを知らねばならない。


それはきれいだろうか?

色が着いてはいないだろうか?


もし色が着いているのなら、当然、外の世界にもその色が着いているように見えるだろう。

そういう色に見えるからといって外の世界を責めることはできない。


秤の上に置かれた物の重さを正確に知りたかったら、その前に秤そのものの目盛りを正確にしておくべきである。

目盛りが間違っていたら、重さも間違うに決まっている。

だからわれわれは、物事を正しく判断できるように、自分の心が中立(目盛りがゼロの位置)であるかどうか、よく確かめるべきである。

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何かを学ぶときに気をつけたいことですね。


「知は内側から得る」というのは、

まず自分自身を整え、

〝外の世界〟を責めるのではなく、

自分自身が学べる姿勢になる、

ということを学ぶ前にすることで、ようやく正しく学べる。

ということだと感じました。



…学生の時に、こんな心を持てていれば、もう少し頭に入ったのかな~なんて思いつつ、

今からでも学びを高められるように自戒を込めたいと思います。(^_^;)



今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI