◎ボディメイクにおいて、人間の機能と、個人差が出るところの境界線を考えます。


コンディショニング・トレーナー大森です。

今回は、ボディメイクにおいて、

人間の基本的な機能がありつつも、しかし効果には個人差がある、

ということのお話です。


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「効果には個人差があります」

いろんなところで聞く言葉ですね。

これを書けばどんなことでも許されてしまいそうな免罪符ですね。

それでも自分も同じ効果があると思ってしまう人間の心理って、怖いですねー。(^_^;)



さておき、

しかしながら皆同じ人間なので、人間として共通の機能は存在するはずです。



例えば、食べ物を食べないと餓死すること。

寝ないと死んでしまうこと。

これは誰しも共通しています。

当たり前過ぎる事ですが、こういう思考は大切だと思います。



例えば、腹筋を鍛えてお腹をへこます。

これは、個人差があります。

なぜでしょうか?

それは、筋肉が大きくなる割合、なるための刺激の量(トレーニングの仕方、量、頻度など)、脂肪燃焼の効率、脂肪の量、など、さまざまな要因が関わってくるからです。


これらを考えるには人間の機能、特に人間の生きる上で最も重要な機能のひとつである「代謝」の理解が必要です。



代謝とは、体内に取り入れたもの(食べ物や水や空気)から、エネルギーや筋肉や脂肪や骨格などをいかに作るか、ということ。



代謝について考える上で、ひとつ注意点があります。

代謝は個人差がとてもあります。

人によって食べる量、嗜好、消化能力、吸収能力、筋肉の付きやすさ、脂肪の付きやすさ、などなどに違いがあります。

それは、遺伝もありますし、腸内細菌のバランス、運動歴、今までかかった病気の種類、日常での活動種類、日常での活動量によっても変わります。



ただし、人間の〝基本的な機能〟としての「代謝」は確実にあります。


●負荷を与える事で筋肉は活性化すること。

●体脂肪はエネルギーの貯蔵であり、使うことで確実に減少すること。


これは間違いありません。


しかし、身体に与える負荷が足りなかったり、
使う以上に貯蓄されていけば、当然太ります。

このバランスを、人間のさまざまな代謝機能を元に考えなければなりません。



どこまでが機能的なことで、どこから個人差なのか、

その違いを知っておくことは、とても大切です。



詳しいことは、それこそ個人差がありますので、直接お聞きください。(^_^;)

とはいえ、人間として機能、人間の共通項をこれからも勉強し続け、みなさまにシェアできればと思っています。



今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI