◎当たり前や常識を、なぜ当たり前や常識なのかを考える知性が必要な時代だと感じます。


コンディショニング・トレーナー大森です。


今回は、5年を迎えた3.11で想うことを書いてみます。


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3.11は、当たり前や常識は覆ることを感じた出来事でした。

当時を振り返ると、被災地から離れた東京でも大きな混乱がありましたが、

それは計画停電などのライフラインの問題もなりますが、

今まで当たり前に使っていた電気を作る施設がとんでもない脅威だった、という、

安全神話が崩れたことによる混乱もあったと思います。


高度に政治的・経済的な動きが、3.11以降いろいろな場面で目立ったように思えるのは、

それだけ〝与えられる〟情報が当たり前でも常識でもないことを、多くの人が気づいたからなのかも知れません。

これもすでに先入観かも知れませんが、

少なくとも原子力が人間の手に負えるものではないことは、明らかだと思います。



では、そんな時に、何を信じれば良いのか?という疑問を感じます。

やはり、自分自身なのではないでしょうか。

自分自身でさえも、周りの環境によって育ってきたので、

知らずのうちに〝刷り込まれている〟当たり前や常識、固定観念、先入観は大いにあります。

あることを自覚した上で、それらを常に考える知性を持つことが大事だと思います。


昨日までの常識が、今日から覆る。

そんな非常識が起こる、ということを、3.11から学んだことを、

今、あらためて実感しています。




皆様がより健康で快適にいられますように。



大森 剛 / OMORI TAKESHI