「良かれと思って」している姿勢や動作が良くないこともあります。


身体にとって本当の良い姿勢、良い動作を探している大森です。


動きを高める、とは、より本来のやりやすい動きに近づけるものだと考えますが、

その時だけやりやすい、だと、実は歪みを助長していることもあります。


今回は動作を考えるの時の「良かれと思って」は
「何がやりやすくて、何が良いのか?」を考えるお話です。


----------


身体にとって「より良いは、動きやすさ、安定して立ち、座りができることです。


人間は動物なので、動きやすい姿勢、状態であることが良いというのが基本的な考えです。

そしてそれは、解剖学的に動きがスムーズに連動している状態と考えます。


立ち方、歩き方、座り方で、骨の並びが整っている状態。

運動力学的に無駄がなく効率が良い状態。

そんな状態こそが、身体にとって何をするにも「やりやすい」状態だと言えます。


ところが、往々にしてその状態と合わないことを選んでしまうことがあります。

座った姿勢にしても、

背中を丸くした方がその時は楽、ということがあると思います。

逆に、真っ直ぐでいなければならない!と思い、

背中に無理なストレスを与えてしまっていることもあります。


どちらもよくありませんね。(^_^;)



ということは、ある程度の運動解剖学、運動力学を知っていないといけないのか!

ということになりますし、ある意味それは「Yes」ですね。


とはいえ、普通の人はそんなことを知らないので、
(というか、知る機会がないので)

フィットネスクラブやパーソナルトレーニングで習うことをオススメしたい、というのが正直なところです。


テレビの健康情報も数多くありますが、

単発的、局所的な情報ですと、他の部分に矛盾が現れてしまう恐れがあるので注意してくださいね。


と、一方で、

自分自身の身体に対しての「感度」を高める、というのも大事なことです。


今の姿勢、動作が自分の身体にとってどういう影響を与えているのか。

自分の意思のイメージ通りに、身体は動いているのか。

この辺りは知識があってもうまくいきません。


運動神経が良い人、自然な姿勢・動きができている人は、ここの感度が高いと思われます。

理想は↑コレです。(^-^)



環境は常に変化します。

自分の身体も常に変化しています。

ということは、常に変化する環境と自分の身体を常にチューニングしていくことが、本質的に最も重要なのではないかと思います。


その時の「良い」が今の「良い」とは限らず、

今の「良い」が未来永劫の「良い」にはならない、ということですね。


めんどくさいとか難しいとか考えずに(笑)、

その変化を楽しむくらいのメンタルでいると、かえって日々の生活が快適になるかもしれませんね。( ̄▽ ̄)



今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI
largeforest.com