◎テンセグリティ。張力(テンション)の統合(インテグリティ)という考え方。


理系的な響きのある言葉が好きな大森です。

しかも、それが「概念」を一新できるようなものならすごいことだと思うのです。

しかし多くの場合、全くついていけないのですが。(^_^;)



今回は、テンセグリティ=張力(テンション)の統合(インテグリティ)という概念のお話です。


体の動き、力の流れを考える上でとても面白い概念だと思います。



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↑手作り「テンセグリティ」。ストローと輪ゴムで作ってみました。笑



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この言葉を初めて知ったのは雑誌『ターザン』の中で特集されていたのを見て。




その特集では、まずは建築に応用された「テンセグリティ」の話からはじまってますが、

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【画像出典:ウィキペディア】



次の項目で、TRXマスタートレーナーであり、ロルファーで『アナトミートレイン』のDVD翻訳に携わった谷佳織さん[http://synergycenter.jp/ja]が、

「筋膜はテンセグリティ構造」という記事を書かれていました。



あらためて、人体って興味深いなと思いました。( ̄▽ ̄)


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テンセグリティ(tensegrity)とは、バックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語
(ウィキペディア[http://ja.m.wikipedia.org/wiki/テンセグリティより引用)


…なんですが、ここで書きたいのは、

体の動きを考える時に通常の考え方は、

重力や力の方向にいかにエネルギーを発揮するか、

と考えますが、

この「テンセグリティ」で考えると、

一見関係なさそうな体の部分やちょっとした動きも、それぞれが影響しあっているかも知れない、

と、考えられます。


以前ブログで書いた、手のひらの形を変えるだけで腕から体全体の動きが変わるのも、

この「テンセグリティ」的な効果と言えると思います。

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ところで、あらためて「テンセグリティ構造(手作りw)」を見てみて下さい。

軽いストローで作っているとはいえ、浮いてるストローもあるわけです。

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説明通りに作っただけで、なんでこんな形で安定するのかは、全くわかりません。(^_^;)



しかし、この「テンセグリティ」。

直感的にとても可能性があると思います。

実際に「構造体同士のテンション」を意識することで、動きや筋力発揮に変化が出ることは確認しています。

「力の流れ」の理解も深まりますので、今後もいろいろ研究していきたいと思います。




今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより健康で快適にいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI  

ひとりひとりの体と向き合い、バランスを整え、心身を快適にするサポートをしているコンディショニング・トレーナー。

→1対1で体のコンディションを整えるところからスタートしたい場合は『パーソナルトレーニング』がオススメです。

→より自分と深く向き合うための『ヨガ・パーソナルセッション』も行ないます。

→少人数制のヨガレッスン、有酸素運動でカラダを引き締める格闘技系レッスンも行なっています。
東横線・元住吉のフィットネススタジオ・カラーズ

→大手フィットネスクラブにて、パーソナルセッション、ヨガや調整系のグループレッスンもしています。

→ウェブサイト 姿勢改善。動き改善。ラージフォレスト www.largeforest.com


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