◎『GO WILD』睡眠について分からないことは多いが、必要なのは分かっている。睡眠は行為である。


寝るのが大好きな大森です。

放っておいたら、いつまででも寝れるなと思っていたことがよくありました。

まぁ、最近はそんなにのんびり寝続けられる時間はないので試してないのですが
「野生の睡眠」を考えると、どうやら睡眠が足りていない証拠だったのかもしれません。


今回も『GO WILD』より、睡眠についてのお話です。


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現代人はほとんどの人が睡眠不足と言われています。

実際、日ごろ「眠いなー」と感じない人はほとんどいないのではないでしょうか。

眠いと感じるのはカラダからのシンプルなサインであり、眠ければ寝るのが自然なのだそうです。


とはいえ、現代ではそんなに睡眠時間を確保できないじゃないか、という話もあります。

しかしながら、睡眠不足がもたらす影響は大きいものです。

①肥満になる。
②病気になる。
③バカになる。

勘弁してほしいことばかりですね。(^_^;)


ちなみに、睡眠については今の科学でも分かっていないことがたくさんあるそうです。


しかし、睡眠が足りなくなると上記のようなことが起こることは分かっています。

その状態が長く続くと、死に至ることも分かっています。

しかし、直接の原因が分かっていないそうなのです。


では、逆に睡眠の状態とはどんな状態なのか。

分かっていることは、脳が記憶の整理をしているということです。

忘れる時間、とも言われています。

記憶の取捨選択をすることで、人間は考えがまとまったり、判断ができるようになったりするそうです。

寝ないで作業に没頭しても、睡眠をとった時と比べて効率も成果も悪くなるというのは、経験的にも分かることだと思います。



さて、ここまでは一般的な話でもあるのですが、そもそも「野生」はどのようにして睡眠をとっていたのか。

現代よりも夜はよほど危険だったはずです。


面白い例がありまして

古来より赤ちゃんは不規則な睡眠時間を取り、

やがて太陽のリズム(サーガディアンリズム)に整っていくも、若者になるにつれてだんだんと夜更かしをするようになり、

年をとると睡眠時間そのものが少なくなってくる。

これは現代でも同じですが、こうやって違う世代の人間を平均的に35人集めると、どの時間でも誰かしら起きている、ということになるそうです。


さらに、複数人で寝ることで、お互いの安心感が得られ、睡眠の質が良くなるそうです。

睡眠中も無意識のうちに外の状態を察知していて、安全であるかどうかを確認しているそうなのです。


例えば、犬を飼っている人の方が睡眠の質が良いというデータもあるようです。

人間より敏感な犬の寝息が聞こえていれば、きっと周りは安全でしょうから。

人類が犬を飼いならしてきた歴史も、こういう人間の設計図にあったものだったということは興味深いと思いました。


その他にも、他人の穏やかな会話や動きの音も、実は睡眠を妨げているのではなく、安全を知らせてくれる大切な情報だということです。


静かに暗くして寝る、というのが、実は不安を呼び起こして睡眠の質を下げることになるとは、現代人にとっては意外に思えることかもしれませんね。


このように、現代よりも睡眠=無防備な状態が危険であった時代に適応するために、様々な性質が生まれたと考えられるようです。



さて、具体的に現代人が良い睡眠を取るにはどうすれば良いのでしょうか。


睡眠には時間も質も必要です。


まずは睡眠時間については、日中でも昼寝をすれば睡眠不足の解消につながるとされています。

睡眠はかなり融通が利くらしく、不規則であっても睡眠が取れるようになるそうです。

時間を確保することができれば、睡眠不足の解消になり、仕事の効率も上がるとなれば、短い時間でも積極的に昼寝をした方が良いですよね。


そして「安心して寝る」という要素が必要なので、かえって人(=安全を守る人)がいるところで寝た方が質が良くなるようです。


いかに環境を作り、集中して寝るか、ですかね。


実際に企業でも睡眠時間をある程度認めているところもある、と書かれていますが、うーん、日本じゃ難しそうですね。


この本では、1日8時間半は睡眠を取ることを推奨しています。

果たしてこれは現実的なのでしょうか…と思っているうちは、きっと現代病から抜け出せないのでしょうね。(^_^;)



GO WILD!野生的に生きよう!健康で、幸せに生きるために!

今のライフスタイルを嘆くのではなく、自ら変えていかないと行けない時代になっているということなのではないでしょうか。

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この本『GO WILD』は、現代病、食事、運動、睡眠、精神、自然との調和、同族意識、脳科学という幅広い切り口から、現代の生活をより良くするための提案がなされている本です。

ぜひぜひご一読をオススメしたい本です。(^-^)


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今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

皆様がより快適でいられますように。


大森 剛 / OMORI TAKESHI  

ひとりひとりのカラダと向き合い、バランスを整え、心身を快適にするサポートをしているコンディショニング・インストラクター。

→1対1でカラダのコンディションを整えるところからスタートしたい場合は『パーソナルトレーニング』がオススメです。

→より自分と深く向き合うための『ヨガ・パーソナルセッション』も行ないます。

→少人数制のヨガレッスン、有酸素運動でカラダを引き締める格闘技系レッスンも行なっています。
東横線・元住吉のフィットネススタジオ・カラーズ

→大手フィットネスクラブにて、パーソナルセッション、ヨガや調整系のグループレッスンもしています。

→ウェブサイト 姿勢改善。動き改善。ラージフォレスト