~第1章~ 心 模様③
翌日、出社して仕事に忙殺されていました。
この段階ではまったくと言っていいほど恋愛感情がなく
新しい女友達が出来て、一晩でも寝れたらラッキー程度にしか考えてませんでした。
花火の開始時刻は19:45~
終了時刻は20:45
はい、仕事が終わったのが21:20
会社を出たのが21:40という状況
まぁ連絡しても無駄だろうな~!
なんて思ってメールで連絡をしてみることに
「今終わったんだけど、遅いよね」
「今バスに乗ったところ。どこ?降りるから!」
「いいよ。降りなくて。そのまま帰りな~またね~!」
と、メールをいれた直後に、あきからメールではなく電話が
「今どこ?バス停一つ分しか走ってなかったから、降りちゃった!」
(´;ω;`)ウッ…!帰る気満々だったのに・・
まぁ浴衣姿拝んで帰るか~
お互いに3分ほど歩いたところで合流
周りには花火大会が終わったあとということで、その辺で飲んでるグループや
飲み屋に入りきれずに店を探している人たちで溢れていました。
あった瞬間、目を疑いました
昨日の雰囲気とまったく違うのです。
そう、背格好は当然変わらないのですが、髪を結わえていることもあり
お姉さま的な雰囲気をかもしだしている・・・
まぁわざわざバスを降りるくらいだし
あきも悪い感情は持ってないでしょう!
などと考えていると
「ねぇ~どう??浴衣!」
「あ..あぁ~~かわいいよ」
「なにそれ~!思ったより反応薄いな~!」
昨日あったばかりで、しかも付き合う等の話もしてないのに
なぜか、カップルのような会話になっていました。
「わざわざバス降りたんだから、どっか連れてってよね~!ってか飲みたい!」
「はいはい」
まぁ終バスまで2時間ほどあるし
飲むのも手かと思い、行きつけのバーへ
~第1章~ 心模様②
年上だが背格好からいったらどう考えても俺のほうが年上
まぁ俺だと当たり前か・・・
と、思いつつも、隠されている職業が気になるところ
「結構固い仕事ですか?」
「わたし?そうね~確かに固いかも・・・」
あまり考えずあきはそう答えた
この言葉で一種の閃き?確信みたいなものを俺は掴んだ
なぜそう思ったかは未だにわからないが、
このときは確信に満ち溢れていた。
答えは「教師」だろう・・・・・
問題はどこの年代の教師かだ
高校生相手であればもう少し服装等に気を使うのではないか?(勝手な思い込み)
と、なると中学生か小学生
(教師かどうかもはっきりしていなかったのに、この想像です)
「もしかしたら小学校の先生?」
「え???なんでわかったの?」
「いや、なんとなく・・・・そう感じただけ。」
「どこでやってるの?」
「今はF小なんだけど、去年まではC小」
「え?C小??俺の母校じゃん!!」
「本当??奇遇だね~~~~」
意外な接点があり、意外と話は二人で盛り上がっていた。
この時点で俺の中では少しも恋愛感情がなかったのは確かである。
ただ、仕事と家の往復で、しかも家は実家から通っていたこともあり
意外と気苦労が絶えなかったので、さみしさがあったのは否めない。
一晩だけの関係ってのもありだな・・・・と心の中で思っていた。
「彼氏はいるの?」
「いないよ・・・ちょっといろいろあって今は彼氏とかいらない感じ・・・」
「なんか触っちゃいけないとこ触った感じだね。ごめんね。」
「気にしないで。もう立ち直ってるし、今はなんとも思ってないから!」
「今度どっか遊びに行く?」
「明日花火大会だよ!あの子と一緒に行くけど合流する?」
一緒に来ていたさちさんの友達の一人を指差しながらあきは言った。
「花火大会だけど花火やってる時間に仕事が終わるとは思えないんだよね・・・」
「連絡先教えてよ、仕事終わったら連絡入れるからさ!」
「うん」
こんな軽い感じで、連絡先交換をして、明日一応の約束をしたところに
明日花火を一緒に行くというゆりさんがこちらにやってきた
「なにさっきから仲良くやってるの?」
「そんなんじゃないよ。ただ明日も逢えたらって話をしてたの。」
「あら?あき少しは吹っ切れたみたいね!」
「明日私達浴衣で出てる予定だから、連絡頂戴ね!」
と、俺のほうを見ながらゆりさんは言った。
浴衣・・・・意外とそういうのに弱い俺は期待を一瞬したが、
明日の仕事を思うと、早い時間で終えれるのかが心配になっていた。
~第1章~ 心模様
最初はお互いに言葉を交わすことはなかった。
どちらかというと、お互いに逆隣りの相手と話している感じだった。
今回こういう場を作るきっかけになったさちさんは
確かにかわいいという部類ではあったが
俺的には苦手な部類だった。
この頃の俺といえば荒んだ生活を送っていた。
この会社に入るまで、学生生活を送っていた俺は
手当たりしだいの部分があった。
そんな中、俺の隣と、あきの隣がほぼ同時間に席をたって
お互いの横が空席となった。
こうなってしまうと、盛り上げなければという感覚に陥り
言葉をかける
「すいませんね・・・なんか無理矢理っぽくなっちゃって」
「いや、いいんですよ。女ばかりのカラオケもいいけど、こういうのも好きなんで」
「さちと同じ会社の人ですよね?」
「そうです。たっくといいます。よろしくお願いします。」
「さちさんと同級生ということは、俺の2個上か・・・」
「え??年下??」
「やっぱり上に見えました?」
「ごめんなさい。てっきり2~3上かと思って・・・」
「かまわないですよ。みんなによく言われるんで。実年齢から5歳ほどならいいほうですし」
このころ俺は年の割りに上に見られることが当たり前だった。
お客様のところへいっても、子供はいくつ?だとか、そろそろ管理職?とか
言われるのが当たり前のようになっていたが、
実質25歳(計算があわない?人より学生生活長いんで・・・・)
35歳程度にみられるのがしょっちゅうだった。
「あきさんお仕事なにされてるんですか?」
「内緒・・・・・」
「え????いえないこと?」
「まさか!でもあまり言いたくないかも・・・」
「へぇ~~!言いたくないのってどんなんだ?」
あきは一見してそこらへんで街を歩いている女性と変わらない
ただ、あまり化粧っけはなく、
服装もメチャクチ気を使っているという感じではなかった。
体型も一般の女性より少し小さいくらいで、少しふくよかな感じだった。