あなたは、新聞やTVで
「日本国債の格付けがAA-に引き下げ」
というようなニュースを、目にしたことがありますか
格付けとは、「金融商品または政府・企業などについて、その信用状態に関する評価を簡単な記号または数字で表示した等級である。(ウィキペディア)」ということ。
こういった格付けを付与する企業に
ムーディーズ
スタンダード&プアーズ
フィッチ・レーティングス
などがあります。
最近ではフィッチ・レーティングスが、
三菱UFJフィナンシャル・グループ
三井住友フィナンシャルグループ
みずほフィナンシャルグループ
三井住友信託銀行
の格付けを「シングルA」から、1段階下の「シングルAマイナス」に引き下げたと発表して、ニュースになっていました。
ご存知の方も、多いかもしれませんね
格付け的に見ると、日本の銀行は信用度が高いように見えます。
「そうか~。日本の銀行は安全なんだな」
と、格付け情報を見て、安心する人もいれば、
「あれ?日本の銀行は国債保有率が高いから危ないって聞いたけど、安全なの?」
と、混乱してしまう人も、いるかもしれません![]()
格付け会社が「何を基準に評価をしているか」ということを念頭に置かなければ、
見た目の情報に、踊らされてしまうことになります
格付け会社は、
「明日、破たんをする恐れが、あるかどうか」
という基準で、信用状態を評価しています。
これは、銀行がよくやる「オーバーナイト」と言われる手法に、対応するためのようです。
オーバーナイトとは、
「夕方お金を貸して、翌日の朝、返してもらう」
ということ。
すなわち、
夕方国債を買って、翌朝、売りに出すということです。
日本の銀行は、お客様から預かったお金の70%くらいを、日本国債に投資してしまっていますが、国民の預金がまだあるので、「明日」という視点で見ると、安全と言えます。
そういう観点では、ヨーロッパの方が危ないと言えるでしょう。
しかし、10年後という視点で見ると…。
右肩下がりの日本の国債を大量に保有している日本の銀行は、私たちの将来のためのお金を預けておくところとしては、かなりのリスクがあると言えるのではないでしょうか。
今年に入って、MUFGなどの大手銀行が「国債急落」を想定して危機管理を行っているというニュースもありました。
取り返しの付かない状態になる前に、対応がされることを、祈るのみです。