【きれいなフォームは上手なフォーム？】

みなさんこんにちは、スタッフの古川です。

スポーツをするとき、トレーニングをするとき、みなさんもきっときれいなフォームを意識しますよね。

しかし、きれいなフォームで行うことが必ずしも正しい訳ではありません。

きれいなフォームは筋肉や関節に無駄な力が入らず、効率よく動けていると考えられます。ある程度のレベルまではきれいなフォームを心がけると良いでしょう。しかし、一定レベルを超えたスポーツでは特に型通りのフォームではうまくいかないこともあります。

筋肉や関節に負担をかけてでも、きれいでないフォームで試合に勝てるのならばきっとそちらを選択する選手も多いでしょう。また、そのフォームの方がかえって攻撃のパターンを読まれなかったりします。トレーナー視点からみれば「肘に負担だからやめてほしい」と思うフォームでも、コーチから見れば「そのフォームこそが選手が勝てる秘訣なんだ」と思っているかもしれません。どちらも正しい意見ですが、きれいなフォームが必ずしも良いとは言えないのです。

さらに、スポーツで求められるのは筋肉に負荷をかけないような効率的なフォームですが、筋トレで求められるフォームはあえて筋肉に負荷をかける非効率的なフォームだったりします。筋肉を大きくしたいのか、競技に活かしたいのか、健康になりたいのか、など筋トレをする目的によっても方法は大きく異なるのです。

スポーツをする時も、トレーニングをする時も「何のためにするのか」「どうなりたいのか」考えて、それに合った選択をしましょう。もし自分でその方法が分からない場合には専門家に聞くのが早いですね。みなさんも身体のことで分からないことがありましたら当院でご相談くださいね。