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今日はナッツ類の話題ですが、最近、私が利用している航空会社ではピーナッツはじめナッツ類を見かけなくなりました🥜

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コロナ禍でナッツ類が安値圏 航空などの需要低迷 (2020/8/26 FINANCIAL TIMES 寺園恵美子)

 

ナッツ類の卸売価格が数年来の安値になっている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴うロックダウン(都市封鎖)措置により、航空会社やホテル、パブといった大口の買い手による需要が落ち込み、在庫のだぶついた販売業社はどうしたらいいか身動きが取れない状況だ。

 

航空やホテル、パブなどナッツ類の買い手では消費が低迷している=AP

 

商品情報を提供する英ミンテックによると、指標となる米国産アーモンド価格は最も影響が大きく、年初来で約4割下落し、過去10年で例のない低水準となっている。またクルミは18%、カシューナッツは10%下がった。

 

シンガポール農産物商社大手オラム・インターナショナルの食用ナッツ部門責任者を務めるアショク・クリシェン氏によると、ロックダウンが実施された当初は買いだめ需要が増加したものの、外食部門の需要減少が消費の急減につながったという。

 

需要の落ち込みに加え、今年は多くのナッツ類で豊作が予想されていることも、ナッツ類の供給過剰と価格の急落をもたらしている。

 

■供給過剰で在庫抱える販売業者

 

倉庫が生や加工済のナッツであふれ、すでに今年収穫されるナッツの仕入れ契約も結んでいるサプライヤーは在庫減らしに奔走する。

 

米テキサス州アーリントンで家族経営の小規模なナッツ加工・販売会社GNSフーズを営むキム・ピーコック氏は「我々は大変困っている」とこぼす。

 

パンデミックが米国に広がった3月、GNSにとって最大の顧客である航空会社2社が注文をキャンセルしたため、数十万ポンド(1ポンドは約453グラム)ものナッツが行き場を失った。同社はやむをえず生のナッツを倉庫に保管し、加工済のナッツはオンライン販売に回すことにした。

 

パンデミックに関連する販売不振だけではない。米国産ナッツの主要輸入国である中国への出荷量も、長引く米中貿易摩擦のさなかに中国が課した報復関税の影響を受けている。米シカゴのナッツ仲介業者Jワーナーによると、米国産アーモンドの中国への出荷量は年初来23%減、クルミは63%減、ピスタチオは38%減となっている。

 

米国でアーモンド、クルミ、ピスタチオが記録的な豊作になるとの予想も価格を押し下げている要因の1つだ。世界生産量の8割近くを占める米国産アーモンドは、春先の穏やかな気候で「最高の開花状況」(米農務省)となったことから、2020年の収穫量が30億ポンドと予想されている。実際にそうなれば3年連続の記録更新となる。

 

■安値で消費回復との見方も

 

だが商社は、安値によって世界消費量が回復する可能性が高いと予測する。健康に良く低価格のナッツ類への需要は高く、「結局は消費され尽くすだろう」と英ロンドンのナッツ商社CGハッキング・アンド・サンズのジャイルズ・ハッキング氏は楽観視する。

 

一方、GNSのピーコック氏は、価格下落を受け、すでに結んだ今年の収穫分の仕入れ契約を再交渉しようと試みている。また、自社のウェブサイトや小売店での値引き販売を通じて在庫を減らすべく日夜奮闘する。

 

「なるべく早く売ろうと努力している。まだ11万2000ポンドもの在庫があるうえ、契約済みの仕入れも多い」と同氏は話す。「お客様からの支援には本当に感謝している」と言う同氏だが、現在の状況が続けば「会社の姿は一変してしまうだろう。それは間違いない」と不安を吐露した。

 

 

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