【2643日目】~ 私の修業時代は、見て覚えろ!でした ~ | Relaclがメジャーリーグに入るまでのブログ

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整体業界を野球に例えて、リラクルがメジャー入りすることを目標にして、それまでの試行錯誤を記していく。

私が整体の仕事をスタートしたのは、

21歳の頃でした。

 

鍼灸按摩マッサージの資格を取るため、

学校に通っているときに、

最初の修業先となる治療院で、

バイトを始めたことが、

キャリアのスタートです。

 

この修業先の指導方針は、

「見て覚えろ!」

です。

 

今思い出しても、

コレを教わりました!

という、具体的な方法も覚えてないし、

教科書も無ければ、

形に残っているモノはありません。

 

最初こそ先輩から、

基本的な手順を教えられますが、

まともに教えられたのはそのくらい。

 

あとは実践の中で、

手直しをされながら

それを盗んでいく。

 

例えば、

自分が担当することになった

腰痛の患者さんがいます。

 

最初に、自分が見立てをして

治療方針を立てて先輩の相談します。

 

先輩は、

 

「あ~分かった。

 じゃやってみて。」

 

となります。

 

ここから一生懸命に治療して、

一通りの治療が終わったところで、

最後の確認を先輩にしてもらいます。

 

また、コリが取り切れないところや、

痛みが取りきれない場合は、

その報告と相談をします。

 

すると、先輩は、

パパッと確認して、

ササッとやり直して、

モノの見事に残っていたコリも痛みも

取り除いていきます。

 

その場で聞くことは出来ません。

先輩も担当している患者さんがいて、

途中で手を止めて見てくれるので、

スグに戻らなければいけません。

 

仕事が終わってから

先輩のところに聞きに行きます。

 

「さっきのは、どのようにやったんですか?」

 

『見てただろ?

 あんな感じでやれば良いんだよ。』

 

で終了。。。

 

(^^;)

 

最初は、

(ええええええ~~~~~!!!!)

って思いましたよ。

 

ちゃんと教えてくれよ!!!

って。

 

でもね、

コレを繰り返されると、

全然分からないから、

だったらもっと見ておかなきゃ!

 

となって、

手直しをされたときには、

死ぬほど凝視しながら見ます。

 

するとね、

見えてくるんですよ。

 

(あれ?いま変な手の動かし方したな?)

 

(あれ?今の力の入れ方はなんだ?)

 

(同じところを触っているのに、なんで結果が違うんだ?)

 

などなど。

 

 

こうなってくると、

先輩に質問する言葉も変わるし、

行動も変わってくるんですよ。

 

「すみません、さっきの触り方ですが、

 こんな感じですか?」

 

「さっきの力の入れ方ですが、

 もしかして、

 こんなことをイメージしていますか?」

 

みたいに。

 

 

するとね、

先輩もなぜか教えてくれるんです。

 

『そうだな、そこば微妙なとこなんだよ。

 こうやってみなよ。』

 

なんて具合で。

 

 

最初は不思議でした。

 

初級者の質問をしても、

全然教えてくれないのに、

上級者の質問になると

答えてくれるんですよね。

 

 

もともとレベルの高い治療院でしたので、

皆の意識も自然と高くて、

難しいことほど、

積極的に楽しそうに取り組むんですよ。

 

こんな経験が、

今の自分の技術を磨くことに

とても大きくつながっています。

 

基本は、

「見て覚えろ!」

です。

 

でも、

スタッフ達にコレをやると、

上達しないのが、

今の悩みどころ。。。

 

そこにあるものは、

興味の差。

だと思っています。

 

 

*** 私の修業時代は、見て覚えろ!でした。***

 

●技術力の高い先輩には、

 簡単な質問をしても、答えてくれない。

 

●レベルが高くなるほど、

 探究心を刺激されるのか、

 積極的に答えてくれるようになる。

 

●逆に、レベルが高くなると

 逃げる先輩もいるが、

 それはその人のレベルを超えてしまったので、

 放っておく。

 

●探究心を刺激するのは、

 知りたい!という気持ちだと思う。

 

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