誰かを喜ばせるためには、
何をしたらよいのか?
これが分からない人がいます。
よく言われるのは、
自分がされて嬉しいことを
相手にもしてあげよう!
これが基本です。
しかし、ここで困ったことが起こるのは、
「やってもらうことが当たり前」
になっている人は、
人が自分の為になにかすることは
当たり前のことなので、
嬉しいと認識しなくなります。
インパクトの強いことでないと
嬉しい!という感情が
働かなくなっています。
そうなると、
いざ、仕事で誰かを喜ばせよう!
と考えてみると、
インパクトの強いことのみが
相手を喜ばせることに
なってしまうようです。
例えば、
物を買ってもらう。
安くしてもらう。
こういったことが、
自分にとって嬉しいことになり、
さらにワガママが進むと、
自分が欲しいものを買ってくれる。
自分が望むモノを安くしてくれる。
こういうことでしか、
喜びを感じなくなります。
すると、
『○○に行ったお土産だよ!』
と、渡されても、
「あ~、これあんまり欲しくない。。。」
とか、言い出します。
買い物で、
「いつもありがとうね。これちょっと安くしておくよ!」
と安くしてもらっても、
「あんまり欲しいものじゃないし、
だったらこっちを買えばよかった。。。」
などと言い出します。
人の小さな親切心が、
分からなくなります。
自分にとって嬉しいモノかどうか?
望んでいる事かどうか?
で判断するので、
相手の気持ちには気づきません。
こうなってしまうと、
もうゼロからやり直すしかありません。
まず、教えて上げることから。
お土産をなんであなたが頂いたのか?
くれた人は、どんな気持ちで、
そのお土産を買っていたのか?
このシチュエーションを創造させて、
考えさせないと気づきません。
安くしてもらう場合もそう。
なんで、いつも買ってくれているからって、
安くしてくれたのか?
その方は、どんな気持ちで、
いつもありがとう。と言ってくれたのか?
ここまで状況を伝えても、
最初は分かりません。
生きていく上では、
必ず誰かのお世話になっています。
そこに気づくことが出来ない人は、
状況から説明していき、
日々の生活の中で、
色々な人の優しさの恩恵を
受けていることを
体験するしか無いです。
そもそも、仕事とは、
誰かの役に立つことです。
世の中にあるいろいろな商品やサービス。
ありとあらゆるものは、
誰かの手でそこに存在します。
先ずはそこに気づくこと。
そこから始めるべきです。
その1つが、
今の状況は誰に手によって
支えられているのか?
その人はそのときどんな気持ちで
行動しているのか?
そんなクセを付けてみると
そして、もっと身近なところでも
感謝する場面や、
相手が喜ぶ場面があります。
それはまた明日にしましょう。
*** 人を喜ばせるには、先ずは自分の感性を磨く ***
●自分がやってもらって嬉しいことを
相手にやろう!
と言われるが、
嬉しい経験を間違えている人が
案外多い。
●やってもらうことが当たり前。
と感じている人は、
誰かが自分の為にやってくれていることに
気が付きづらい。
●分からない人に、感じて!と言っても無理。
いちいちその状況で、相手がどのような気持ちで、
それをやってくれているのかを
説明してから考えてもらう必要がある。
●自分が多くの優しさを経験しないと、
人を喜ばせることは出来ない。
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