子供を指導しているときに、
ついついやってしまうのが、先に答えを出してしまったり、
子供の言うことをちゃんと聞かないこと。
子供が悪いことをしたときに、
子供に考えさせるクセがないと、
その子のその後の未来に考えないクセが付きます。
ほとんどの場合、物事の本質は目に見えないところにある。
夕べ、子供と遊んでいるときに、
イタズラをお互いにしているとき、
相手がホントにいやがっていることが分からず、
ついついやり過ぎてしまうことがありました。
そんなとき、子供は怒りのあまりゴミ箱をひっくり返しました。
ゴミ箱の中には、鉛筆削りのかすが山のように入っていて、
そこにあったクッションの上にぶちまけたために、
クッションが鉛筆のかすまみれになり、
洗濯をしなくてはいけないことになりました。
子供の言い訳は、
お父さんが嫌なことをしたから。
この言い訳は、半分は合っています。
嫌なことをされたら、嫌だったと抵抗することは正しい。
しかし、ゴミ箱をひっくり返すことは間違い。
このことを伝えるときに、
正しかったことと、間違ったことをちゃんと分からせないとダメ。
大人でもここの違いを分けずに注意することが多いと思う。
自分もそうでした。
だから、嫌なことをしていた父親である自分の落ち度は謝るべき。
しかし、ゴミ箱をひっくり返すことは、
その後のことを考えればダメなこと。
そして、ダメなことをしたら、それを放っておかずに、
自分がダメな部分はスグに直すクセを付けること。
ここで、なんでダメだったことなのか?を、
自分で考えることが、物事の本質だと思う。
子供が考えることはもちろん大切なのですが、
その前に、大人が、どこまでが子供が正しくて、
どこからが踏み外しているのかを、
先にちゃんと大人として考えていないと、
正しく伝えることが出来ない。
これも、私は仕事を通じて考えるクセを付けてきました。
仕事から始まり、生活の中でも考えるクセを付けてきました。
だから、夕べのこの場面でも自然と考えることが出来ました。
本質は、トラブルがあったときには、
逃げずに考えること。
これだと思っています。
だから、怒るという感情も出てきますが、
そこだけに流されず、
物事の本質を考えることが、
子供のためにも大切なことと考えています。